2014
09.12

この子たちが大人になった時

 先日、長男が北千里わくわくの郷にて、発達障がい児対象のキャンプに参加しました。年3回のうちの今回が2回目。学校に行き渋るわりに、このキャンプだけは文句一つ言わないで参加します。今回も水鉄砲遊びがあったり、お月見クラフト、2日目の昼食は自炊もして、充実の25時間だった様子です。

 お迎えの時間に合わせて、毎回1時間半の研修会が開催されます。今回は「この子たちが大人になった時 その2」と題して、桃山学院大学教授 石田易司氏が講師としてお話をしてくださいました。とてもユーモアあふれるお人柄で、参加していた学生さんを保護者と間違えて大まじめで質問してみたり、笑いのもれる和やかな雰囲気の会でした。
 大学入試での発達障がいへの特例措置について、大学内での支援について、就労支援についてなど、子どもたちのこれからについて、様々な点からお話を聞くことができました。

その中でいくつか印象に残ったお話を紹介します。

*発達障がいがあるだけでは、年金は出ない。それは労働力となる可能生が大きいと期待されているということ。

なるほど~。発達障がい者が引きこもりになるか、働いて納税者になるかによって、経済効果は大きく変わる、ということでしょうか。国も就労支援に力を入れていく方針のようです。石田先生の質問。―お母さんは、「就労に向けての訓練をして働けるようにしてくれるけど年金は出ない」のと「何も就労支援はないけど年金が出る」のではどちらが良いですか?―当てられたお母さんは「う~ん……どちらも厳しいですねぇ…」と考え込まれました。そうですよね。どんなふうに成長していくかわからない現段階で、選べませんよね。働けるなら働いてほしいけど、それが難しい時は…。どうなるんでしょう

*就職するまでの支援は充実してきているけど、就職してからの支援が足りない。

 そこですよね、大事なのは。とりあえず就職できても、職場での人間関係がうまくいかなくて苦労し、結局退職、時にはうつ病になったり…なんていう話を聞くと、うちの息子もそのタイプだなあ…と心配になります。職場の人たちの理解を得ること、困ったときに支援してくれる人が身近にいること、そういう環境を整えていくことが大切なのだと思います。

*子どもの将来を考えた時、親の役割がとても大きい。

 「なるようになる」では、「どうにもならない」そうです。ギクッとしますね。親が計画性をもって、人生設計を進めていくことが必要だと。ただ、それは親の期待を押しつけて、できないことを無理にやらせようとすることではなく、子どもにとって本当に必要な、生きていく上でのスキルを身に付けさせるということだと理解しました。
 「自尊感情」の大切さも強調されていました。良いところを認め、悪いところを責めない。お母さんは何があってもあなたの味方。いつでもあなたを愛している。と言い切れる親の愛情が、子どもの自尊感情を守っていくのです、とおっしゃっていました。
 この子を何とかしたいと、怒ってばかりいるのは、逆効果。わかってるんです、頭では。でもそこから抜けきれない自分がいるわけで…。反省しきりですが、叱ることが良くないと理解できている自分に、まだ期待しています。学んだことを、実践に活かすかどうかは、自分しだいですもんね。がんばります。  by K.O.





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