2018
05.28

「ひといちばい敏感な子」

Category: おすすめの本
 今回はめずらしく書籍の紹介です。
 HSCという言葉をご存知でしょうか?Highly Sensitive Child(人一倍敏感な子)のことです。筆者のエイレン・N・アーロンさんは、ご自身がHSP(=Highly Sensitive Person 人一倍敏感な人)であり、HSCのお子さんを持つ親でもあります。 

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 日本ではまだあまり知られていないHSCですが、子どもの15~20%に見られるそうです。本の中にはHSCかどうかを知るための23のチェックリストがあります。
 いくつか例を挙げると
   □ すぐにびっくりする
   □ 服の布地がチクチクしたり、縫い目やラベルが肌に当たったりするのを嫌がる
   □ いつもと違う臭いにすぐ気づく
   □ 痛みに敏感である
   □ 辛い食べ物が極端に苦手
   □ うるさい場所を嫌がる

 これって、感覚過敏のこと?そうなんです、私がこの本を読んでびっくりしたのは、HSCには、発達障がいの子ととてもよく似た傾向が現れるということです。「気が散りやすい」「疲れやすい」「見通しがたたないことや新しい環境に弱く、不安が強い」「かんしゃくを起こす」そして、学校の環境を苦痛に感じてしまう。
 でも、HSCが発達障がいと異なる点は、人の気持ちを敏感に感じ取ること。親の気持ちを瞬間的に察知したり、他の子が傷ついているのを見ると、自分もそれ以上に傷ついてしまったりする傾向があるそうです。
 表面上は両者は非常によく似ているため、多くのHSCがADHDや自閉症・アスペルガーなどの発達障がいと誤診されているといいます。発達障がいではない過敏さ。この考え方は私にとって新鮮で、もしかしてゆう・きっずの中にもいるのかも…と思いました。

 敏感なお子さんをもっている方、もしかして!と思われる方は、一度この本を読んでみてください。吹田市立図書館にも置いてありますが、検索してみると予約がかなり入っていました。私が読んだのも知人から借りた本なのでお貸しできないのですが…。

 印象に残った文章~~~

 自分の子どもが「他の子と違う」ことには複雑な気持ちになるかもしれません。でも、「他とは違う子の親になるなら、他とは違う親になる覚悟が必要です」。

 HSCを健やかに育てるには、周囲の理解と配慮がとても大切になります。でもこれは発達障がいも同じですね。親の覚悟で、子どもを守り、育て、そして大人の世界へ送り出していくこと。長い道のりですが、それはとても幸せな挑戦だと、この本の中で、筆者は繰り返し語っています。  by K.O.



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2014
12.10

11月定例会おすすめの本の紹介 その2

Category: おすすめの本
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 ゆう・きっず なの花 共催 発達障がいを理解する講演会
「もっと知りたい!この子たちの心の世界~当事者からのメッセージ~」講師:広野ゆい氏
 2015年1月24日(土) 於:吹田市夢つながり未来館 詳しくはこちら
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11月の定例会で持ち寄った本の紹介の続きです。今回もHさんのおすすめから。

「続・自閉症の僕が飛び跳ねる理由」 東田直樹著 エスコアール出版部zoku.png
高校3年の自閉症の男性が書いた本です。
私たちと違う感覚や、行動、パニックの時どう対応して欲しいのか、なぜこだわりがやめられないのか等、読めば、その心情がとても伝わってきます。自閉症又は、その要素を持ち合わせた子どもや大人を理解したい人向け。素人でも、読みやすいです。

「アスペルガーですが、妻で母で社長です」  アズ直子著 大和出版51kHgDpxBDL.jpg

アスペルガー当事者が著者。仕事や人間関係で失敗してきた日々、成人してからの初めての診断の経験談。
現在、失敗を繰り返さないために、日常の中で自分で工夫、努力している具体例に、なるほどと思えました。

「子どもの発達障害と情緒障害」 杉山登志郎監修 講談社
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発達の凸凹がある子の障害像。周りとのかかわりで、こじれた時起こしやすい症状や、それに対する対応が書かれています。目の前の対処法というより、先々の「学校」「人間関係」の、いざというときの為に、いかがでしょう。

by.M.I.
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2014
12.01

11月定例会おすすめの本の紹介 その1

Category: おすすめの本
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 ゆう・きっず なの花 共催 発達障がいを理解する講演会
「もっと知りたい!この子たちの心の世界~当事者からのメッセージ~」講師:広野ゆい氏
 2015年1月24日(土) 於:吹田市夢つながり未来館 詳しくはこちら
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早いものでもう師走。今日は子どもとインフルエンザの予防接種を受けて来ました。
明日から真冬並みの寒さになるとか。皆さんも風邪やインフルエンザ対策、しっかりと!

先日の定例会で持ち寄ったおすすめの本を紹介します。参考にしてくださいね。まず今日はHさんおすすめの本から。

「1・2・3歳 ことばの遅い子」 中川信子著 ぶどう社(1999年)
   
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ことばが遅いとき、生活の中で何を大切にしたら良いのかがお母さん向けに分かりやすく書いてあります。日々に即実践できそう。こどもへの働きかけの手立てが得られます。

「子どもの発達障害と情緒障害」(健康ライブラリーイラスト版) 
 杉山登志郎監修 講談社(2009年)

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発達の凸凹がある子の障害像。周りとのかかわりで、こじれた時起こしやすい症状や、それに対する対応が書かれています。目の前の対処法というより、先々の「学校」「人間関係」の、いざというときの為に、いかがでしょう。

 「脳の進化で子どもが育つ」 成田奈緒子著 芽ばえ社(2006年)
   
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脳には生きていくのに最低必要な機能=古い脳、そして高度な機能を担う=新しい脳、これらがバランス良く育つかが大切という内容です。
アンバランスな子どもの例として、不登校、摂食障害、不安障害、パニック障害などの事例もあげながら説明されてます。専門的だけど日常を見直すきっかけになります。

つづきはまた次回に・・・。
by.M.I.
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2014
07.05

本の紹介★「自閉症スペクトラムの子を育てる家族への理解」

Category: おすすめの本
今日は最近読んだ本の紹介をします。

こどもの特性を知って、たくさんの本を読み漁ったというゆう・きっずママも多いのではないでしょうか?
私もその一人。図書館へ通い、発達障害、アスペルガー症候群、ADHD、自閉症スペクトラム・・・検索ワードにひっかかった図書館の蔵書を片っ端から借りて読みました。(購入せずにまず、図書館というのが私らしい 笑)
が、なかなか「これは!」という本には出合えませんでした。 メカニズムがわかっても対処法はどれも比較的同じ内容。特性もわが子に当てはまるものもあれば、そうでないものも…。
なので、私がお勧めする本がみなさんに直接役に立つかはわかりませんが、読んでよかった、と思える本をこれから時々紹介していきたいと思います。

自閉症スペクトラムの子を育てる家族への理解
   母親・父親・きょうだいの声からわかること

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この本は当事者の親・きょうだいの語りや手記をベースに構成されています。巻末には専門家の考察もありますが、実際の声をまとめてあるので、私たちがまさに直面している問題、そしてそれらを経験してきた方々のお話がリアルに届く本です。言うなれば、「紙上ゆう・きっず定例会」のような感じ。

サポートされるべきは 発達障がいを抱えた子供自身なのだけど、それを支える家族だって、支えてもらいたい助けてほしい、という思いが伝わってきました。だって私たちだってわからないことだらけですもんね。
中でも特に私が印象に残ったのは、きょうだいからの声。親は大きな覚悟をもってこどもに接しますが、定型発達のきょうだいは理解に至るまで複雑な部分もあるかもしれません。もちろん、本の中ではきょうだいとのかかわりの中で福祉関係の仕事に就いたというような心温まるエピソードもたくさん紹介されています。きょうだいのあるゆう・きっずのママにはいろいろ考えさせられる内容です。
吹田市立図書館にありますので、興味のある方はぜひどうぞ。
機会があればみなさんのおすすめの本もぜひご紹介ください。
By M.I




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