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2019
12.24

12月定例会のご報告

Category: 定例会
 12月5日(木)、ゆう・きっずの12月定例会を開催しました。
 新大阪で、不登校や発達障がいの子たちを対象とした完全個別の学習塾「でこぼこ楽伸会」をされているしーた先生にお越しいただき、「発達凸凹を活かそう!」~「弱み」を誰にも負けない「強み」に変えるために~というテーマでお話していただきました。

 しーた先生、実は私の息子のプログラミングの先生です。教科学習はもちろんですが、先生の専門(SEをされていました)を活かして、プログラミングやデジタルアートなどの授業もされています。そしてご自身も当事者。息子のことをよくわかってくださいます。息子の良いところを見いだしては褒め、励ましながら指導していただき、おかげで息子はプログラミングにちょっと自信を持ち始めて、自分の強みとして考えられるようになっている様子です。そんなしーた先生のお話を、ぜひゆう・きっずのみんなにも聞いてもらいたいなーと思い、先生に講師をお願いしたのでした。

 しーた先生、理系だから?でしょうか、お話の筋道がビシッと通っていてとても分かりやすく、頭と心にストンと落ちる感じがしました。今回の内容ので印象に残ったキーワードは「環境整備の大切さ」「凹の周辺の力を強化する」「やり方は当然普通とは違う方法」「信じること、あきらめないこと」「手段と目的を間違えない」「目的を達成できるなら、けもの道もアリ」「苦手克服のための工夫はPDCAサイクルで探す」―これらのお話が理路整然と、わかりやすいたとえ話もたくさん盛り込みながら、次々と展開されていきました。親としての覚悟から、具体的な取り組み方まで、たいへん充実した内容で、参加されたお母さんたちも「すごくよかった!分かりやすかった!」と目をキラキラさせて喜んでくれていました(^^)

 しーた先生の「でこぼこ楽伸会」は、完全個別なので授業枠が限られています。でも近々教室スペースを広げられる予定だそうで、新規で入会を考えられる方は今がチャンス!かもしれません。実際、新入会を考えて面談まで進んでらっしゃる方もいらっしゃるようで…(^^) うまくいくといいですね!

 しーた先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いしますm(__)m  by K.O.


参加者の皆さんからの感想 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

・苦手なことを頑張るのではななく、普通に出来ることを少し頑張るというのは新鮮でした。

・「環境の整備」をすることは、当事者だけでなく、周囲の人も気持ち良く過ごせるということだから、支援をお願いする場合は交渉するという気持ちでいればいいということが印象的でした。自分はずっとお願いしてきたことに気づかされまさした。子どもは高校生なので、本人に聞いてほしいと思う話がたくさんありました。

・いつもゆうきっずのお知らせをいただいていますが、今回は特に話を聞いてみたいと思い参加しました。今、中1でまさに苦手分野への支援に対して悩みや迷いがありましたので多くのヒントをいただけ、感謝しています。楽伸会さんに通わせてみたいと思いました。

・同じ目的を果たすのに、少しの考え方、心の向けるべきベクトルをほんの少し変えるだけで、最初は小さな小さな変化が後々に大きな変化、差を産むことになるのだと実感できました。毎日の小さな積み重ねと、子どもと毎日向き合うこと(様子をよく見る)の大切さをあらためて感じました。何か一つでもやり始めていこうと思えました。

・今回のレジュメ、左半分にスクリーン画面で、右半分に記入欄があったことが斬新でした。このようなレジュメは初めて受け取りました。聞きながら、書きとめたいスペースに余裕があったのでありがたかったです。ルンバのたとえ話、とても分かりやすかったです。当事者だからこその視点での、でこぼこの伸ばし方のお話に説得力がありました。ありがとうございました。

・とにかく今の現状を変えるべく、いろんな方法を試す必要があるんだと思った。今日やってみようと思いました。

・出来ないことを出来るようにしようと頑張りすぎていたところがありました。今出来ていることの底上げをして、苦手だったところを埋めていくという発想は本人もしんどくさせず、いい考え方だと気付かされました。自信のない状態で今まで生活してきている子どもが、自信を取り戻し自分のいいところを発揮出来るように親として環境を整えていきたいです。

・親の私が学校登校をあきらめられずに、はっぱをかけて時間だけでもと行かせているので、決心がつきそうです。そして、あっけらかんとすること、まだ1年生なのでそのように育ててあげたい。

・ご自身が特性を持たれているしーた先生のお話はとても参考になりました。先生のでこぼこ楽伸会に子どもをお願いしたいと思いました。

・先生に市長や知事、政治家などになっていただいて根本から世の中を変えて頂きたいです!!(話が壮大でしょうか‥(笑))とりあえず、学校関係者の方へ向けて講演を行っていただきたいです!!(切実)

・めちゃくちゃ、目からウロコ!!!でした。思っていたこと、悩んでいたこと、まさしくズバッと言っていただいたようでした。でも頭では分かっていても、学校に伝えたとしても、その学校や教育委員会が旧態依然としていて、結局一人でワーワー言っていることになり、あまり耳を傾けてはもらえない現状です‥

・平均的な部分を少しずつ伸ばすという点が目からウロコでした。凸と凹に意識が向きすぎていたように思います。どうせ無理と思うと見つからない、絶対に道は見つかると信じるとけもの道は見つかる→信じようと思えました。

・すごくわかりやすく楽しく聞かせていただきました。具体的な方法を教えていただけたので、やってみよう!!という気持ちになりました。ありがとうございました。

・お話がとてもわかりやすかったです。例えも話していただけたので、想像しやすく他の人にも伝えやすいと思いました。環境の整え方、工夫の仕方も参考になりました。子どもが自信を持てずにいたこと、今までよかれと思ってしていたことが、無意識に子どもを否定していたことが原因だと再認識し、もっと子どもが小さいうちに気づけていたら良かったと思いました。今から気をつけていこうと思います。

・とても勉強になりました。子どもの登校の都合で途中からしか聞けなかったのが残念でした。

・本日はありがとうございました。具体的にためになるお話が多く、あっという間の時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

・.私はゆいぴあ2Fにあるぷらっとるーむ吹田で相談員をしています。今日のお話を聞いて、親御さんたちやご本人たちと「工夫する」やりとりを続けていく元気、力をいただくことができました。
相談員も悩みながら迷いながらの毎日です。是非私たち向けの講演、また家族会にもお越しいただければ嬉しいです。

・発達凸凹の環境調整がいかに大切かを、改めて知ることができてよかったです。子どもが将来自立していけるように、目的と手段を間違えないために、親としても意識して行動していきたいと思いました。苦手を解決するための手順がわかりやすく参考になり、少しずつ実行していきたいと思いました。前向きな気持ちで子どもに接するようにして行きたいです。ありがとうございました。

・ピグマリオン効果の話を聞いて、期待して接してみようと思いました。目の前の課題は、実は1つ2つ前の行動や心理的なとことに起因していることを知り、上辺だけでなく原因の先を掘り下げてみることがすごく大事だとわかりました。

・大切な視点、やり方を教えてもらえてとても良かったです。

・当事者としての先生のお話は、おもしろくわかりやすい内容でした。今まで親としてやってきた支援が、子どもにとって力を付けることができる環境だったのかと自問自答する良いきっかけになりました。子どものための環境調整は交渉することだとお話でありましたが、本当にそうだと実感しました。

・必ず解決の道はある!と思ってみないと見つからない。とか、ちょっとやってみてあきらめずに一定期間やり続ける!ねばらないといけないよな~って再度思いました。

・問題解決方法など、ためになるお話がたくさんありました。どうしてもできないことをできるように、穴埋めに力を注ぎがちになっていたのですが、得意をのばす、前向きになるヒントをいただけたと思います。

・良かったです。短気を起こしてあきらめていましたが、希望がわいてきました。またお話が聞きたいです。

・ムリと決めつけずに、何でもやらせてみようと思いました。わかりやすくて、とても参考になりました。

・先生が当事者という事もあって、すごくわかりやすく話が聞けました。

・自然にやる気がわいてきました。見方をチェンジできたと思います。

・娘(小1)がいつも「これしていい?」「これはどう?」と一つ一つの事を聞いてきます。今日の学習会で、不安と迷いが大きいとはっとしました。不安が大きい事はわかっていたのですが、私も娘に苦手な事を普通にするように接していました。今日から期待して、子どもと接していこうと思いました。

・とても役に立ちそうな話でした。中1の長女が不登校・ADHDです。2年生から支援学級に申し込みをしますが、環境が不十分です。今日の話をもとにまた学校側としっかり交渉していこうと思いましたし、娘にもどうしていきたいか聞きながら進めていこうと思いました。

・とてもおもしろい内容で話にひきこまれました。子どもにも自分にもあてはまる考え方だと思いました。

・子ども(中1)が学習の仕方がわからず、いつもつきっきりで勉強の仕方を教えている状態です。でこぼこ楽伸会の存在を知らなかったのですが、活動に大変興味を持ちました。

・お掃除ロボットや先生ご自身の例えのお話がとてもわかりやすかったです。今までつい何に対しても”うちの子には難しいだろう…”と思いがちだったので、ピグマリオン効果のお話を聞いて親も前向きにやる気を出していきたいと思いました。

・まず、うちの子はムリだから…というマイナスな考え方が子どもの可能性をつぶしているのだということにハッとしました。ふつうにできることを少しのばして凹の部分もUPすることが出来るということに、いろんな可能性がでてくるのだと教えていただき、ぜひ少しずつやってみようと思いました。

・当事者目線のお話でとてもわかりやすく参考になりました。先生の力強い(熱い)メッセージが感じられ、家で少しずつ実践してみようと思いました。

・物事のとらえ方を振りかえり、考え方をかえようと思いました。

・とてもわかりやすい内容でよかったと思います。またお話を聞く機会があればなあと思います。発達障がいの子の感性はおもしろくてすごく個性的なこともあるなあと改めて思いました(大変なのは大変ではありますが)。親の気持ちもすごく大切だと思いました(可能性を信じたり)。

・良いお話ありがとうございました。ボルトやルンバの例もとてもわかりやすかったです。環境を整えること、とても大切だと改めて認識しました。環境を整えているつもりなのですが…よく怒ったりするので、本人的には整ってないということなのでしょうか…もう一度工夫を見つけないとダメだなと思いました。必ず道はある…響きましたー。

・自分のやり方に自信がない、その不安と迷いがうまくいかない原因だということがとても心に残った。何をするのにも確認してくるのはなぜだろう少しは自分から行動を起こしてくれたらいいのにと思っていたところでした。今日から自分自身の接し方を変えてみようと思いました。そして自分に自信を持ってくれたらと思います。

・いろいろとヒントをいただけました。期待を持って子どもに接していきたいです。

・「弱みが強みに転じる理由」のお話を聞いて、今まで療育の先生などから言われてきたことが自分の中で納得できました。「こういうこと?」と迷いの気持ちを持ちつつやってきましたが、自信を持つことができました(子どもへの向き合い方についてです)。子どものことをよく見て、たくさん気づけるようになりたいです。



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2019
10.21

10月中小企業見学会のご報告

Category: 定例会
 10月のゆう・きっずは、いつもの定例会とは趣向を変えて、中小企業見学会を開催しました。7月定例会にお越しいただき、就労についてお話をしてくださった 江坂‐起業家支援センターの髙木様のご協力により、実際に江坂で障がい者雇用をされている中小企業を訪問させていただきました。
 大人数で押し掛けるわけにもいかないため、今回は希望者から8名を抽選させてもらい、スタッフ含め10名でお邪魔してきました。参加のご希望に添えなかった方々もいらっしゃいましたので、様子をお伝えできるようにご報告をさせていただきます。

 訪問したのは三社。
 (株)新栄 様は、水とミネラルの研究を元に、食品(飲み水・調理水・食楽器「ほのか箱お弁当」・医科向けサプリメントなど)への実用化を主たる事業にされています。
 (株)リブランドマネジメント 様は、注文住宅・新築・リフォームを手掛ける工務店です。
 (株)江坂‐起業家支援センター 様は、起業家と就活者の支援をする事業所で、相談支援事業所・就労継続支援A型事業所・自立訓練事業所も併設し、発達障がいや引きこもりの相談も受けていらっしゃいます。
 この三社を順に回り、実際に現場の様子を見せていただいたり、社長様から直接お話を聞く時間をいただくなど、とても充実した見学会となりました。

   ~*~*~*~*~*~*~*~*~*

 最初にお邪魔した(株)新栄さんでは、織田社長のお話に、みんな大変感銘を受けていました。今までに125名の実習を受け入れており、現在は6名の障がい者雇用をされているそうです。

*世の中の企業で、大企業はほんの0.3%ほど。残り385万社は中小企業であり、その中には良い企業もたくさんある。就職を考えるなら中小企業がねらい目!

*中小企業で技術を身に付けることで、コンピュータにはできない特異な技術をもつ人として活躍できる。そのためにも、体験してみることは大切で、いくつか実習を経験し、合う仕事を見つけるといい。土日だけ1時間、などの体験受入れもあるし、親子でパート体験をするのもよい。

*中小企業のよさは家族的経営。それぞれに合った働き方を考えていける。
 実際新栄さんでは、障がい者雇用の方々は、それぞれの体調や特性に応じて、柔軟な出勤・退社、勤務時間が設定されているようでした。
 また、障がいのある社員さんの親なき後への思いも口にされており、「彼が一人になった時、どうするのか」ということまで考えられていることに、「家族」的経営の姿を感じました。
 
*楽しくなければ仕事は続かない。自分が役に立っていることを知り、働けることの喜びを感じられることが大切だ。

その後で、実際に障がいのある方が働いている現場も見せていただき、彼らのお話を聞く機会も得ました。みなさん、真面目に、丁寧にお仕事をされて、質問にも一生懸命答えてくださり、見守る私たちは、母親目線でほのぼの…。

 勤務日誌や実習日誌も毎日書かれおり、加えて「就労定着支援システム SPIS」を使って、作業量や体調、気温の変化などの情報をまとめて、分析されており、一人一人の状況を把握する努力をされているのがわかりました。

   ~*~*~*~*~*~*~*~*~*

 二社目は、(株)リブランドマネジメントさん。
 とてもおしゃれな工房、といった雰囲気のオープンスペースに通していただきました。ここでいろんなイベントを開催することで地域のつながりを大切にされているとのことです。

 福家社長のお話もまた興味深い内容がたくさんありました。

*企業としては、障がいのある人であっても、戦力になってほしい。みんなと同じことができなくてもいい。どうやったら会社の役に立てるか、自分に何ができるかを考えることが大事。
 社長にも凸凹がある。凹のへこんだ部分を補うような人材がいるとありがたい。

*障がい者が戦力になるということを知らない企業もある。
 会社とのマッチングも大切。就職を一生モノと思わなくてもいい。合わなければ転職もあり。仕事で苦しんで、命を削る必要はない。

 ご自身も思いっきり凸凹がある、と言われていた福家社長。だからこそ、従業員と凸と凹を組み合わせて、うまくやっていけたらいい、と。オールマイティーと求められるのではなく、できないことはできないで良い、できることで会社に役立ってほしい、とのお話は、凸凹の激しい子をもつ親としては大変有難く、希望を感じました。

   ~*~*~*~*~*~*~*~*~*

 そして、最後に(株)江坂‐起業家支援センターで髙木社長のお話を聞きました。本日の総括編、といった感じで、参加者からの感想を聞きつつ、補足説明やアドバイスをいただきました。

*企業に合わそうとしない。求める人になろうとしない。しんどくなってしまう。
 それよりも自分が得意なことをできる会社、自分に合う仕事を探すほうがいい。 

*実は一定数の「働く気がない人」がいる。これでは働けない。
 就労のために最も必要なことは「働く意欲があること」。
 そのためには、家庭内で役に立って喜ばれる経験を積ませるといい。10歳を過ぎたら家事や料理を任せ、家族からありがとう、と言われて嬉しいと思う経験、これが働くことの原型になる。

*親から社長へバトンパスをしていく。親と社長は似た存在。両方ともお金を出す側。(教師や支援者はお金をもらう側)。親も社長も、その子を育てていかなければならない立場にある。
 社会に出る時点で子どもを完璧に仕上げておかなければ、と考えると親はしんどいし、無理をしてしまう。社長にバトンを渡して、会社で育ててもらうことも考えたらいい。
 そして、子どもは親を選べないが、社長は選べる!

 そんな親代わりに育ててくれる社長さんに出会えたら…どんなに幸せなことでしょうか。本当にそんな会社があるのだろうか、と思ってしまいますが、実際、新栄やリブランドマネジメントさんでは、社長さんの誠意と熱意を感じましたし、高木さんは、江坂の中小企業ネットワークの中には、理解のある企業がいろいろある、とおっしゃっていました。


 私は、親の会にとって「就労」についての学びはとても大切だと考えています。親が企業について、働き方について学び、今回のように、凸凹は凸凹のままに活かしていくことができる、むしろそれを求められていると知ることができれば、子育ての在り方にも大きな影響があるのではないでしょうか。
 みんなと同じように勉強ができないと…みんなと同じように行動できないと…そうやって子どもを追い詰めていく、そして自分自身もまた追い詰められていくような、辛くて苦しい子育ての呪縛から自由になれる一つのヒントになるのでは、と思っています。
 
 このような良い学びの機会を作ってくださった髙木様、快く会社訪問に応じてくださった織田様、福家様、このたびは大変お世話になりました。心からお礼申し上げます。
 できれば来年度もぜひ開催したいと思っているこの企業見学会です。ゆう・きっずとして、これからも企業様とのつながりを大切にしていけたら有難いと思っていますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。 by K.O.

 
 参加してくださったみなさんから、感想をいただいています↓↓↓

・新栄さんはきめ細かな工夫があり、家族的なムードが印象にあります。リブランドマネジメントさんは、得意なことを任せてもらえるという事でみてもらえると思いました。貴重なお話が聞けて良かったです。

・社会に出るときには会社に就職できるレベルまで到達していないといけない、という不安から「~ねば」「~しなさい」の感覚で子どもを見てしまっていましたが、社会に出る(自立する)とは、親から社長(会社)へのバトンパスであり、仕事に就く前も就いた後も、子はまだまだ成長過程であること、そして就職段階においては「枠」にとらわれなくてもよいのだと思いました。
・まずは家族の一員として役立てることで自己肯定感を安定させて、ゆくゆくは社会で役立てる人になってくれれば、と思いました。それが結果的に子どもの発達の特性を生かして誰かと補い合いながら働けることに繋がればよいなと思いました。本日は貴重な時間を作っていただき、ありがとうございました。


・中小企業同士のネットワークがあって、自分の能力に合ったところへ行くために色々行ってみることが大切で、それをサポートしてくれる企業もあることを知れてとても良かったです。
 雇う側の思いを聞けるのは貴重な経験だと思うので、色々な職種の方から話を聞きたいと思いました、
 ただ、どうしても男の子の方が多いので、女の子の就職先についても体験談や見学ができる機会が欲しいです。


・うちの子はあいさつやコミュニケーションが苦手なのですが、今からでも練習していけばいいんだなと思いました。
・新栄さんで働いている方々は、礼儀正しく話せていて、すごいと思いました。
・診断を受けて子どもの自己肯定感が下がるかもしれないのは、気をつけないとと思いました。
・子どもをほめて、笑わせるようにしたいです。


・三社の共通してのお話---働くことで役に立つ、どうやったら役に立てるのか、働く意志が必要。働いてうれしい、役に立ってうれしい気持ちを育てるのが今は大切なのかと思った。
・中小企業への結びつきも、親の努力が必要である。
・15年間引きこもりをしていた方が、よい表情で仕事をしているのが印象的でした。
・また、高木さんのお話で「親ができると思っていないからできないのだ。」⇒希望をもって接することが大切かなと思いました。


・リブランド・マネジメントの福家さんは、就職するにあたってというよりも、本人にとって何がいいのかということを考えられているように思いました。障がいがあるからではなく、人としてそれぞれを受けとめるという感じなのかなと。
・新栄の織田さん、他社員の方は、それぞれの特性についての対応方法を具体的に考え、実践されていることに感心しました。安心できる職場だと感じました。
・江坂‐起業家支援センターの高木さんは、その都度補足などをして下さり、テーマ以外のことでも参考になるお話を聞くことができました。
 中小企業の様子が抽象的にしか分からなかったので、今回の見学会のおかげで具体的な様子や雰囲気が分かりました。良い経験をさせて頂き、ありがとうございました。


・(株)新栄さんは、個人の業務日誌、作業量、体調、その日の気温などの情報をまとめて入力して分析できるシステムを使っておられたり、会社全体としてみんなが障がい者を理解し、受け入れる体制がすごく整っていて、親としてこういう会社で働いてくれたら非常に安心だろうと思いました。
・(株)リブランド・マネジメントさんは、社長さんと対応して下さった女性社員さんは(他の従業員さんはお会いしなかったのでわかりませんが)、特性のある人に対する理解はあるようですが、会社の体制としてきちんと受け入れる体制が整っているという感じはなかったです。
 親として、理想の会社は(株)新栄さんですが、今の中小企業では実際は(株)リブランド・マネジメントさんのような会社の方が多いのだろうなと思いました。


・特性を持った人が働くには様々なハードルがあるだろうが、受け入れて下さる企業が存在していることは喜ばしい。中でも、障害のある人が働きやすい環境に整えて、働き方を工夫し、働くことで喜びを感じ、役に立っていることを感じられる、又、身体ケアや家族との連携ができる会社が近くにあることが知れた。
 健常の人でも、働き方によっては健康を害することがあるのだから、元々少し特性のある人にとっては、働き方を工夫して働きやすくすることは必要なことだと思う。そのことが特別なことではなく、どんな人でも働き甲斐につなげられるもととなれば良いと感じた。
 良い企画をして下さり、ありがとうございました。


・今回、実際に企業を見学させてもらい、社長さんのお話を聞くことが出来、漠然と不安を感じていた将来の我が子の就労に、少し希望が持てました。
・新栄さんは就労環境が手厚く、ここまで一人一人に対して家族のように考え寄り添ってくれる企業があるのかと驚きました。
 リブランドマネジメントさんが「出来ない事は社長の方が諦めます(出来る事で会社の役に立てばいい)」と仰っていたのも印象的でした。
 それぞれ、細やかさとおおらかさで、いろいろ状態の働きたい人達を受け入れされていて、このような企業が増え、でこぼこの人達の就労の場が少しでも広がって欲しいと思いました。
 高木さんが「最終的に本人に働く意欲がなければいけないし、その為に人の役に立つ経験をさせるといい」と仰っていて、就労の為に何が出来るようにならないといけないか、ばかりに気が行っていたので、ハッとさせられました。少しずつでも人からありがとうと言われる経験を積み上げて、将来の就労意欲に繋げていければと思いました。





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2019
09.16

9月定例会のご報告

Category: 定例会
 9月定例会は交流会でした。
 今までの交流会は親同士の情報交換が主でしたが、今回から森田安徳先生がご都合つく時にはアドバイザーとして入ってくださることになりました。森田先生の豊富な経験と知識から繰り出される的確なアドバイスの数々…本当にありがとうございます。

 最初に、代表から、ゆう・きっずで実施した「合理的配慮に関するアンケート」のご報告をしました。今学校ではどこまでの配慮が認められ、どういう配慮が断られているのか…アンケート結果から、現状が見えてきます。
 親がこの情報を共有することで、こんな方法もあるんだと気づくきっかけになったり、学校にお願いしやすくなったりするのではないかと期待しています。ご協力くださった皆様、ありがとうございました。今回参加されなかった方も、しばらくは定例会のときにお渡しできるように準備しておきますので、ご希望の方はスタッフにお申し出ください。

 その後、前半は全体トーク。たまたまお2人の方から告知についてのご相談があったため、けっこうじっくりと時間をとってお話することができました。すでにお子さんに告知しているという数名の方に、いつ、どのように告知されたのか、ご自身の経験を話してもらい、まだ告知していない立場からも思いや考えを出し合い…告知について話し合う良い機会となりました。
 世間では、早い段階で伝えたほうが本人も受け入れやすという意見もあり、一方では思春期以降の自分を客観的に見られるようになってからが望ましいという意見もあり、親は悩みますよね。
 森田先生からも、大学生になると自分でヘルプを出せないと支援ができないことをふまえて、自己理解を進めていくことの大切さをアドバイスいただきました。「障がい」名が大切なのではなく、自分の特性を(短所だけでなく長所も)理解し、自分が生きやすくなる方法を理解していくことが一番大切なことなのですね。

 後半はグループトーク。私が入ったグループでは、支援のためのチーム作りについて、みたいなお話でした。毎年代わっていく担任と親が単独で話をするのではなく、親、担任、支援の先生、管理職やSSW、放課後デイの先生など、関わっている支援者によるケース会議を開けるところまでいくと、継続した支援がぐっとやりやすくなる、ということ。実際にケース会議を開いている、または開くことが決まっている方も数名いらっしゃって、具体的なお話を聞くこともできました。

 森田先生は、あるグループに入ってくださって、大いに盛り上がっている様子でした。
とてもいいお話が聞けたので、ぜひ全体でシェアしてください、とそのグループの方が協力してレポートを書いてくださいました。
以下に掲載します。ありがとうございました。  by K.O.

■癇癪への対応

①感情の言語化

・感情は目に見えない。自分の癇癪、気持ちを理解できていない。

→周りの大人が感情を言語化して代弁してあげるとよい。
→感情を視覚化した絵カードを示してあげるのもよい。

 例)「くやしかったんやね。」「腹が立っているんだね。」

②なぜ癇癪を起すのか考える。

・周りの大人、保護者は、こどもが怒るきっかけは何か?いつ起こるのか?記録しておき、本人にそのことを教えておくことで自己理解につながる。

③癇癪を起したとき、どのような行動をとるか具体的に書いていく。

・4つくらい選択肢をあげる。
(社会的に許される選択肢)

・癇癪をおこしたとき、同じ手順で周囲や本人が対応し行動をパターン化するとよい。


*癇癪への対応(3歳前後の幼児さんバージョン)

・見通しをつけさせてあげることが大事(前頭葉が未発達のため)。 見通しがつくと癇癪も減ってくる。


以上です。


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2019
07.26

7月定例会のご報告

Category: 定例会
 7月12日(金)にゆう・きっず7月定例会を開催しました。今回は、株式会社 江坂起業家支援センター代表取締役の高木学氏にお越しいただき、「地元の中小企業で働くという選択肢」というテーマで、就労についてのお話をしていただきました。
 ご自身も発達性協調運動障がいだとおっしゃる高木氏。堺市教育委員会やIT系企業で勤務された後、1997年に「教育・行政・経営・情報コンサルタント」として開業し、その後「江坂-起業家支援センター」を立ち上げ、起業家だけでなく発達障がい・引きこもりなどさまざまな悩みを抱える人々の就労を支援していらっしゃいます。
 一方で4人のお子さんがそれぞれに発達の凸凹を抱えておられるとのこと。当事者として、親として、支援者として、さまざまな観点からお話をしてくださいました。

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 最初に自己紹介としての高木氏の生い立ちやキャリアなどをお話しいただいた後、参加者から「いま気になっていること、聞きたいこと」を一人ずつ言ってもらい、その質問に答える形で学習会は進みました。そのためか、具体的な仕事や企業のお話というよりは、就労をどのように捉えるべきか、子育ての考え方といった、「就労に向けての心構え・親編」ともいうべき内容になりました。そこには、親にとって耳の痛い話もあれば、目からウロコの考え方もあり、刺激的で濃い学習会となりました。

 申し訳ないことに、今回、いつも学習会後に記入していただいているアンケートを準備し忘れてしまいました。そこで、スタッフさんや参加者の方が学習会の内容や学んだことについてまとめたり、感想を送ってくれたりした文面を掲載します!


*~*~ Aさんより ~*~*

 ・みなさん高校や大学の知識が本当に就労の役に立ったか考えてみてください。もちろん、医師や看護師、弁護士や教師など免許や専門知識の必要な仕事もありますが、一般的な仕事は、中学までの知識で十分です。そういう意味で本当に高校以降の教育が就労に必要とは限りません。
 もちろん、子どもが勉強を望んでいる場合ややりたいことがはっきりしている場合は進学もありです。しかしながら、特に進学しなくてはいけないわけでもありません。無理に進学させることで、子どもに意味もなく負担をかけなくてもいいのです。その無理が子どもを笑えなくしていませんか。
 
・高校、大学、大企業というのが就労の定型の道だと思っていませんか。大企業に就職する場合、取締役を頂点とし、新卒新入社員を裾野とするピラミッド的階級構造に取り込まれるだけなのです。いわゆる役職につけるのは極一部です。その階級で上に上がれない者は、いずれ転職したり起業せざるを得なくなります。それなら最初から中小の会社で自分の居場所を確保するのも一つの手です。

・企業からの求人だけが就労の道だと思っていませんか。求人だけを見てその中で自分のやりたい仕事が無いから仕方なく自分を仕事に合わせる。本当は逆なのです。
 まずは、自分のやりたいことをはっきりさせ、それができる会社を探す、無かったら起業すればいいのです。そもそも社長になるのに医師や弁護士のように何の資格もいりません。優良な会社は求人は出しません。出さなくても向こうから人が来るからです。

・江坂が起業しやすい街になるよう、中小企業で協力し合って頑張っています。A社にいない人材をB社と協力して共通で使うなどしてお互いに人材を融通しあったり、共同でプロジェクトを組んだりして効率化を図っています。
 そのような感じで凸凹のある人もデコとボコを複数人組み合わすことで会社として機能するようになります。お互いの能力を補填する感じです。

・子どもは親の顔色を見ます。親に「良い高校に行き、良い大学に行くのですよ」と言われるとその期待に応えたくなり、無理をしてしまいます。でも、それは本当にその子がしたい生き方かどうかわかりません。15歳から20歳ぐらいは人生でもっとも多くを吸収できる時期です。職人になるにしても最も技術を習得できます。それを何も考えずに進学するのは本当はとてももったいないことなのです。
 世の中にどんな仕事があるか、まずはよく知ってください。そしてそこで働くためには何をすればいいかよく考えてください。その中での進学であり、就職です。

*~*~ Bさんより ~*~*

【働くことについて】
・ 「働く」はにんべんに動くと書くが、人が動くだけでは「働く」とは言えない。「人のために動く」こと、誰かの役に立つことで初めて「ありがとう」と言ってもらえる。それが「働く」ことの本質。

・ 世の中にどんな仕事があるのかを子どもは知らない。だから10代の子どもと中小企業の経営者を会わせることで、子どもに新たな「気づき」を与える活動をしている。「13歳のハローワーク」などのウェブサイトも活用するといい。

・ 会社は「6人乗りのバス」と考えるといい。凸凹のある人が集まり、得意・不得意を補い合うことでうまく回っていく。

・ 大企業で働くことにこだわる必要はない。大企業以外にも、会社はたくさんある。大企業に入っても、競争の中で多くの人がやめていく。中小企業は人数が少ない分、そこにうまくはまって必要とされる人材になれば、やめることなく続けられる。

・ 「言われたことをやる」のは昭和の考え方。「言われなくてもやる」のが平成(自主的)、令和は「自分で決めて自分でやる」(主体的)人間が必要とされる。子どもにどのように主体性を持たせていくかを考えよう。

【子どもの将来について】
・ なぜ高校や大学に行かなければいけないのか?中学までに学んだ知識があれば、たいていの仕事はできる。

・ 「夢がない」という子は、周りの大人がどこかでその夢を潰してしまっている可能性が高い。物心がつく前に、その子が何が好きだったかを親は知っているはず。好きなことで人を喜ばせることが仕事につながる。

・ 15歳〜20歳は、学んだことが最も身につきやすい期間。この時期にやりたくない勉強をイヤイヤやらされるのは無駄。そこで技術を身につけて職人を目指す道もある。

・ 就職とは、「求人のある会社を見つけ、そこに自分を合わせる」ことではない。子ども自身が「したいこと・好きなこと」を見つけ、それをやっている会社を探し、そこで働きたいと伝える。なければ自分で起業する。その際、「好きなこと・したいこと」だけではダメ。それが誰かの役に立たなければいけない。

・ みんながみんな、18歳や22歳で就職しなければいけないわけではない。30歳で就職でもいい。

・ 勉強はしたくなったらいつでもできる。50歳を過ぎてから大学で学ぶ人も多い。知識を得ることよりも、「勉強の仕方」を知っておくことが大事。

【子育てについて】
・ できない自分を認めてあげること、「自己受容」が大切。自己肯定感が低下していないか、家で常に気をつけておいてあげないといけない。

・ 自己肯定感を高める場所は「家」。どんな状態でも許されるという思いを持たせてあげよう。

・ 親にとっての幸せは「子どもが笑っていること」のはず。どうすれば子どもを笑わせられるかを考えよう。そのためには親自身が笑うことも大切。

・ 子どもが「大人になりたくない」というのは、周りの大人が幸せそうではないことが原因。親が幸せそうに生きている姿を見せたり、「こういう大人になりたい」と思える人と会わせてあげよう。

・ 過集中は止めてやった方がいい。体のため、健康のために。「1時間やったら10分休憩する」などルールを決める。

・ 子どもが優先順位をつけられない場合、「これとこれならどっち?」と2つなら比べられることがある。トーナメント方式で順番に比較して、一番を決めればいい。

・ 子どもが自分で決めたことに対して、感動してあげよう。「すごいね」「やってくれてありがとう」などの言葉をかけてあげよう。

・ 親は素人。100点を取ろうと思う必要はない。親も子どもも50点で十分。

・ 子どもの行動は、母親に好かれるためにやっていることが多い。母の影響力は大きいので、親子関係を良くしておくことが大切。

・ 何歳からでも、取り返しはつく。長い目で見てあげればいい。

〜個人的感想〜
 親としては耳の痛い、グサッとくるような内容も多かった今回の講演。講師の先生がおっしゃったことを全て理解しきれたとは言えませんが、考えさせられることは非常に多かったです。大切なのは、親が「こうでなければいけない」と決めつけず、柔軟な考えを持って子どもを受け止めてあげることなのだろうと思いました。柔軟な考えを持つためには、親も子もたくさん情報収集をして、自分の世界を拡げていくことも大切だと感じました。



 そして、今回スペシャルゲストが! 髙木氏のところの利用者さん、とのことでしたが、若くてかわいらしい女性のMさん。見学かな?と思っていましたが、会が始まると4面のホワイトボードを駆使して、髙木氏や参加者の発言をまとめ、見事な「見える化」。話を聞きながら要点を書き留めていくスピードとともに、その使われる言葉の選択も絶妙で、途中私は「ほぉ~♡」と見入ってしまいました。

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聡明な頭脳をもつ彼女ですが、厳しい親御さんの元で幼いころから「良い子」を演じ続けて、好きでもない勉強を頑張り続けて、結局心が壊れてしまったそうです。要所で、当事者としてのコメントもくださいました。そんなMさんのお話に、こんな感想も…

*~*~ Cさんより ~*~*

Mさんのはなしを聞けたことは、すごく良かったと思います。
「みんなお母さんと同じ顔してる」って言われてギョッとしたよ。
子ども目線のはなしってなかなか聞けないよね?
それも優秀で、それが故の挫折や苦しみ。親に無条件に愛されたいという願い。
やりたいことをさせてもらえるって、自分を尊重してもらえるってすごく大事なことなんやなって。

今回企業のはなしがあんまり聞けなかったのは残念でしたが、それはまた次回にということでもよいかなと。

そして笑顔が生きることの根っこなんやなと。
今日は生きることの本質のお話だったようにおもいました。

家にかえってから思ったのは、高木さんは母たちの質問を聞いていて、頭の固さを一度壊す話をしたくなったのかも?と思いました。
まあそれは高木さんにしかわからないことではありますが。


~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

 髙木様、そしてM様、貴重なお時間をどうもありがとうございました。
ゆう・きっずでは、10月ごろに、親を対象として、実際に江坂の中小企業をいくつか回らせてもらおうという見学ツアーを考えています。その後、子どもたちのツアーも組めたらいいなあ、とも。
 親も子も、実際に見てみることで、よりリアルに働くことを感じられるでしょうし、それが今の子育てに何が必要かを見直すきっかけにもなることでしょう。
 きっとまたお世話をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 by K.O.




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2019
06.28

6月定例会のご報告

Category: 定例会
 6月20日(木)、ゆう・きっずの定例会が行われました。今回は、参加者同士が自由に話し合う交流会のスタイルで、6月のテーマは「進路の選択について」。多くの親御さんにとって気になる話題だったようで、参加者は約40名と大盛況でした!

■前半(全体トーク)

 前半は、小・中・高それぞれについて、どのような進学先が考えられるのかを全体でシェア。吹田市の実情を中心に、さまざまな情報を共有しました。

 小・中への進学については、通常級にするか支援級にするか、また支援学校も選択肢に入れるべきか?といったことを中心に、それぞれのメリット・デメリット、どのような支援が受けられるのかなど、気になるポイントを詳しく解説していただき、みなさんとても参考になったようです。

 中でも、「中学→高校は密接につながっているので、中学を決める時に『高校をどうするか』をある程度考えておく必要がある」というのは重要なポイントだと感じました。また、中学生ともなると本人の意思を尊重することも大事だというのは、困難のある子を持つ親として忘れてはいけない視点だと思いました。

 高校進学については、現在では本当にさまざまな選択肢があります。公立高校、私立高校、特別支援学校高等部、高等支援学校、高等専門学校(高専)、専修学校、通信制高校などなど…。それぞれ入学試験の有無や選考のスタイルも、そこで何ができるかも異なるので、我が子に一番合う進路を見つけるには情報を集めることが何より大事だなあと感じました。「特別支援学校高等部」と「高等支援学校」、「高専」と「専門学校」がどう違うのかなんて、なかなかわかりませんよね。また、同じ通信制高校でもその学校の所在地によって大阪府の補助金が使えるかどうかが変わる、といったことも目からウロコでした。

 最近、大学入試では「合理的配慮」を取り入れているところが少しずつ出てきており、別室受験や時間延長などに対応してくれる大学もあります。その際、中学や高校でのテストの際にどのような配慮を受けていたか?という実績を示せると、対応をお願いしやすいそうです。そういった意味でも、先を見据えて学校と話し合っていくことは非常に大切だと感じました。

■後半(グループトーク)

 後半は、少人数にわかれてのグループトーク。「小学校進学に向けて」「中学校進学に向けて」「高校進学に向けて」という区分に加えて、同時進行で「中学入試」「不登校」についてのトークも実施しました。それぞれのグループに、すでに進学を経験した先輩たちがアドバイザーについて、さまざまな質問に答えてくださいました。

 中学校進学グループでは、特に気になるのは「支援級に所属した場合、高校進学はどうなるの?」という点でしたが、通常級と同じテストを受けていれば受験は可能ということで、個人的には少しほっとした部分もありました。最近では、小学5・6年生の保護者を対象に進学先の中学校の見学会を行ったり、学級懇談会で中学校の先生を呼んでお話を聞いたり…といった試みをしている小学校もあるようです。できるだけ事前に情報を入手して、親子ともに安心して進学を迎えられるといいですね。

 また、私立中学の受験を視野にいれている方や、選択肢として話を聞いてみたいという方もかなりいらっしゃるようで、こちらのグループのトークもかなり盛り上がっていた様子でした。

 ご自身もたくさん悩みや不安のある中で、アドバイザーとしていろいろと教えて下さった先輩ママの皆様、本当にありがとうございました。一つの進路を決めてもそれで終わりではなく、子どもの成長に応じて常に迷いは尽きませんが、こうして情報を共有し合うことで、少しでも不安を解消し、未来への希望を持てるといいなと願っています。(A.Y.)


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