FC2ブログ
2019
06.12

5月定例会のご報告

Category: 定例会
 5月24日(金)、ゆう・きっずの5月定例会を開催しました。
今回は学習会で、親和女子大学の森田安徳先生にお越しいただき、「特別支援教育の変遷と展望~私的経過とエピソードを交えて~」というテーマでお話していただきました。

IMG_0001_convert_20190613144945.jpg

 森田先生は、今後ゆう・きっずの定例会[交流会]等を中心に、アドバイザーとして参加してくださる予定です。森田先生は、長く吹田で発達障がい児の教育と療育に携わってこられた先生で、今回は、森田先生の思いやお人柄をわかっていただけるように、先生の今までの活動や、特別支援教育の変遷や今後の展望について、関わった子どもたちの事例も挙げながらお話していただくようにお願いしていました。

 最初にDVDをお見せていただいたのですが、これが…ね。
 まだ自閉症児への関わり方も模索中の時代。自閉症の男の子が電車の中で発する奇声、周囲の冷たい空気、母の焦りと怒り、叱責…さらに奇声を挙げる子…。思うようにならない子育てに、子どもをたたいたり、怒鳴ったり、その後に押し寄せる後悔と悲しさ…皆さんそれぞれに、自分と重ね合わせる部分があったのだろうと思います。胸が痛く、切なかった、という感想をたくさんいただきました。
 でも、関わり方を変えることで、子どもは変わった。自閉症の子の中にも、豊かな情緒があり、意思があり、自分の世界があると伝えてビデオは終わりました。これが森田先生の思いの原点なのかな、と私は感じました。

 また、障がい児教育の歴史、というお話もしていただきまして、今までの学習会にはなかった切り口でした。ここは興味ある方とない方に分かれたかもしれません。
 正直、昔の障がい児(者)の置かれていた厳しい状況に愕然とするとともに、今がどれほど恵まれているのかを感じました。森田先生にその感想をお伝えすると「昔っていっても、つい最近までそうだったんですよ。でも、大きく変わったのは、やはり保護者の力が大きかった。」とおっしゃっていました。
 親の力…私たちの力、ですか…少々考え込んでしまいました。

 私たちはついつい「学校が…」「行政が…」と足りない部分への不満が出てしまいますが、不満で終わらせず、そこからどう前向きに行動していくかか大切なのかもしれません。歴史を振り返り、今の特別支援教育が多くの親や支援者の力によって作られたものだということに感謝し、その上で今私たちが声をあげることで、子どもたちがもっと生きやすい環境をつくっていける、次の世代に残していけるものがあるはずだ、ということに思い至りました。今回の支援教育の歴史の講義、意義深いものだったと思います。

 会の中で「聴覚過敏の子がいるので、小学校に運動会のスピーカーの音量をどうにかしてほしいと何度も何度もお願いしているのに、配慮をしてもらえない。悲しくなります。」とおっしゃるお母さんに、先生からいろいろアドバイスいただいた最後に「他のお子さんも同じようにしんどい思いをしているかもしれない。あとに続く子たちのためにも、お母さん、悲しくならないで、あきらめないで。」と。

 わが子のためだけではなく、次世代のために、と思うと強くなれる気がします。「これって私のわがまま?」「無理なお願いしてる?」とめげそうになる気持ちを、もう一度奮い立たせられそうな…。がんばろう、お母さんたち。

 森田先生、ありがとうございました。もっとお話を聞きたい、という要望もたくさんいただいています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 by.K.O.


以下、学習会後のアンケートのコメントを記載いたします ~*~*~*~*~*~*~

・DVDの内容を見て涙が出ました。まるで私たちを見ているようで。
 歴史的な内容を聞くのは初めてだったのでおもしろかったです。

・これまでの支援教育の流れを知ることで、子どもの視点を考えないといけないと改めて感じました。ありがとうございました。

・森田先生が特別支援にかかわるきっかけから実際に働かれる中で具体的な支援の変遷とご自身の経験談も伺うことができました。特別支援教育のことについて学ぶことができてよかったです。
 
・最初に観せて頂いたDVD感動しました。親の意識や考え方を変える事が大切だと思いました。
 
・森田先生のお話を伺って障がいのあり、なしに関係なくその人の人格を大切に接することが大切だと改めて気づきました。発達障がいの子の困りごとについて、どこに困っているのかよく観察して分析し、その子の気持ちに寄り添いながら根気よく対応できる事がとても素晴らしく思いました。私も子どもの困っている気持ちに実感して対応策を考え、根気よく行動できるようになりたいと思いました。貴重な経験談ありがとうございました。

・戦前の障がい教育は差別的なことも多く、今との違いにショックを受けました。

・ここ40年位で医学的・教育的・福祉の向上で障がい者(児)の人権が守られたり、理解・配慮される社会が確立されつつある世の中に感謝しなきゃと再認識することができました。

・得意なこと、不得意なことを自分で受け止め、苦手なことはこうやったらうまくいった…という体験を積み重ねられるよう、丁寧に子どもと接する事が目標になりました。
 
・困っている場面、一つ一つスルーせずに対応していくことの大切さを改めて実感しました。今、小学校4年生ですが、今の行動や対応が後々大きな力となり自信を持って生活をすることができたら…良い事を想像するとこれからのことが少し楽しみになりました。「合理的配慮」良い勉強になりました。

・ビデオをみれたことでまずわかりやすかったです。質問に丁寧にお答え下さってて聞きやすかったです。障がいのある人の世界を知り、理解することが大事だと改めてわかりました。

・自閉症の家族のビデオを観て、親子の葛藤や世間の目など自分の生活に置きかえたら心が痛む気持ちになりました。森田先生は長期に支援や養護学級で関わりがあり経験されているので私が知らなかったお話や障がいの子達のお話を聞けて大変良かったです。まだまだ知られてないことが多いんだなあと思いました。

・特別支援教育がどのように変わっていったのかが良くわかり、今はたいへん恵まれた時代になってきたのだなと改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。具体的なエピソードで対応方法を考えていただけてとても参考になりました。見通し・スケジュールの事前周知など実行してみようと思います。
 
・自己肯定感を高められるように、自分の得意な事・苦手な事を整理できるようにして今後の中・高・大学など合理的配慮を受けられるようにしたいと思いました。

・はじめに観たビデオ(がく君・ゆうき君)は昔みた記憶があります。親になる事に相当ビビッた覚えがあります。短時間に内容の濃いお話でした。

・障がい教育の変遷について今日初めて知る事が多く、大変勉強になりました。歴史的にみると発達障がいが特別支援教育に加わってからはまだ日が浅く、学校の先生方もまだまだ勉強中なのかな?と思いました。
 
・先生のエピソードの中で、入学式につま先立ちや叫ぶ子がとても少なくなったという話がありましたが、効果があるのか半信半疑だった幼児期の療育がその後の成長において確実に効果があるものだったんだと思うとほっとした気持ちになりました。

・教育現場からの声がきけて興味深かったです。

・最初に見せていただいたDVDが少し衝撃的でした。ウチの子は軽度ですが、幼児期には視線もあわず、会話にならず、育て方を悩んだり、自分を責めたりしました。
DVDに出てこられた親御さんの心情が伝わってきました。今、思うと彼女(女の子です)の気持ちを理解しようとする努力はかけていたように思います。私が欠けていたところは周りの先生方にフォローしていただいて娘はすごく成長しました。

・興味深いお話をたくさん聞くことができました。支援教育の歴史、これからの課題など初めて聞く話も多かったです。自分の子どもとの関わり方、接し方のヒントもたくさんいただいたので良い勉強になりました。

・子どもが自分(親)の言うことをきいてくれない。親の経験や考えできっとこの方法や考え方の方がいいと思い、子どもに伝えて押しつけてしまっている傾向になっていました。
親としては良かれと思ってしている事が子どもの思いを尊重していなかった。子どもがする行動には意味があり、価値ある存在であるということを忘れてはいけないと改めて感じさせられました。

・質問でも出ていましたが、学校での行事・イベント・学習面など古くからやられている不思議な事などもっと聞いてみたかったです。吹田市は、水泳をいつまでも必要以上にやられる事、この暑い日が続く中子供は嫌がっているのにその声を聞こうとしない事など……学校に対する事を色々聞いてみたいです。

・このような学習会に初めて参加させていただきましたが、支援教育の歴史、変遷なども興味深く、何より先生の長年たずさわって来られた経験からのお話がいろいろと参考になりました。質問に丁寧にお答え頂いたのが、理解しやすくて良かったです。今後も来て頂けるということで楽しみです。

・途中からになりましたが、新学習指導要領のお話をきけてよかったです。私も読んでみたいと思いました。森田先生のような先生が学校にふえてきていってほしい…。

・支援教育の歩みや基本が分かり、以前に比べ現在の体制に感謝しつつも、まだまだ足りない必要な部分があることを感じました。初めに見たDVDは子どもと自分の昔の姿と重なるところがあり、その頃の気持ちを思い出してぐっときました。子どもの成長ごとに困っていることが変わっていくので、先生のおっしゃっていた個としての発達や年齢に沿った支援内容の必要性を感じているところです。

・本当に参加できてよかったです。最近イライラしてしまって子どもに接していたのですが、見通しを立てて伝える事の大切さや嫌な事があった時の解決するためのバリエーションなど、さっそくとり入れてしたい事がたくさんありました。

・質疑応答で、具体的な事例と対応をお聞きできて、たいへん参考になりました。どの子の困りごとも我が子に共通する部分があるので、我が子に対しても取り組んでみたいと思いました。森田先生のお話は一貫して本人の気持ちを第一にしているので、私もその視点を持ち、我が子の困り事を掘り下げて今後の生活に活かしたいと思いました。これからもたくさんのアドバイスをお聞きしたいです。

・事例も交えて子どもの年齢に応じた支援を教えていただけて、本当にありがとうございました。教育場面も変化してきており、子どもも少しずつ受け入れられやすくなってきている事も知り、ありがたかったです。障がい告知に関しても自分自身を理解してもらいやすい関わりを日々意識していきたいと思います。

・戦前など歴史の話が長く、短くてもいいかな?と思いました。後半の、症状に対する対策をもっと事例をあげて詳しく聞いてみたかったです。具体的な現場の話、うまくいった話、取り入れてみたいと思うアドバイスを聞いてみたいです。

・しんどいことが多い子達にとって昔は大変だったこと、今はずいぶん変わってきてよかったと思いました。もっともっと理解が高まったらいいなと思いました。具体的な対応の話も交えてだったので、参考になる事がたくさんありました。DVDが、子どもの小さな頃を思い出してちょっとしんどかったです。

・かんしゃくを起こすのは、見通しが持てないから、という指摘にとても納得しました。特に放課後や休日の過ごし方、何も予定がなく過ごす日でも、少しやらないといけないこと(宿題や明日の準備など)遊びたいこと(テレビなど)を紙に予定を書いて見せて、見通しを立たせようと思いました。「誰にでも旅行の話をする」の全体像からの説明もやってみようと思いました。

・特別支援教育について勉強したことがなかったので、今回の内容が参考になりました。子どもを支援するときや、学校と交渉する上で知っておくことでプラスになると思いました。

・説明の例が具体的で分かりやすかったです。教育者側の視点から詳しいお話が聞けたのはよかったと思います。今後、学校と親が上手に連携していく方法を模索できればと思いました。

・困った時の対応方法をもう少し本人と話し合って考えたいと思いました。ただ、会話が難しく、すぐにけんか口調でまともに話すことが難しいので、どうするか考えていきたいです。

・とても分かりやすく、自分の子どもと重ねて考えることができました。DVDを見て心が苦しく、お父さんやお母さんの気持ちになり涙しました。先生の支援が必要な子どもに対しての優しさや情熱が伝わりお時間があればまだまだお話をお聞きしたかったです。

以上です。


スポンサーサイト
Comment:0  Trackback:0
2019
04.26

4月定例会のご報告

Category: 定例会
 新年度が始まってはや1カ月。子どもたちもようやく新しい教室や先生に慣れてきたかな?というところで10連休ですね。子どもは喜んでいますが、「10日もお休みだなんて…」と頭の痛い思いをしている親御さんも多いのではないでしょうか。

 さて、4月25日(木)に今年度初の定例会が開催されました。4月はおおまかなテーマを決めて、自由に語り合う「交流会」です。今回が初参加という方も含めて、20名強の参加者が集まりました。

 今回のトークテーマは、「新年度が始まっての近況報告・情報交換会」。前半は全体で話し合い、後半は子どもの年齢ごとに分かれてグループトークを行いました。

■前半■
 前半は、テーマに沿っての全体トーク。話し合ったポイントは
 ①学校・先生に子どもの特性をどう伝える?
 ②友達との関係(トラブルがあった時にどう対応するか?)
 ③放課後の過ごし方
の3点です。中高生のお子様を持つ先輩ママさんたちから、素敵なアドバイスをたくさんいただきました! 中でも私が特に印象に残ったことをお伝えします。

①学校・先生に子どもの特性をどう伝える?
・起こりうるトラブルを想定して、「どう対応してほしいのか」をしっかり伝える。 
・学校は文書主義。伝えたいことは、できるだけ書面にして渡した方がよい。(ただし長すぎると先生が読まないことがあるので、プリント1枚くらいにまとめると良いかも)
・放課後等デイサービスなどで、専門家が作ってくれた支援計画やアセスメントシートのコピーを渡すのもよい。(文章にするのが苦手な親にとっては、画期的なアイデアでした!)
・担任の先生だけでなく、教頭・校長など管理職と顔見知りになっておくといろいろ話しやすい。PTAの役員などをやってみるのもいいのでは。

 中でも「なるほど」と思ったのは、「一度先生に話をしたり、書面を渡したりしたからといって、『伝わっている』と思ってはダメ!」というお話でした。確かに、先生は伝えても忘れることもあるし、親のようにいつもその子のことばかり気にかけてくれているわけではないのですよね。「機会があるたびに、繰り返し伝え続けることが大事」というアドバイスは印象的でした。

②友達との関係
・トラブルがあった時、相手の子の親と直接コンタクトを取るのはやめた方がいい。できる限り学校を通した方が、問題がこじれなくてよい。
・相手にケガをさせたなど、大きなトラブルがあったら、子どもと一緒に謝罪に行く。親が謝る姿を子どもに見せることも大事。
・できるだけ腰は低く!「申し訳ない」という姿勢を示したうえで、「子どもも、友達と仲良くしたいと思っている」「何かあったらすぐに親に教えてほしい」など、相手の親御さんに丁寧に伝える。
・謝った後は気持ちを切り替える。自分を責めて落ち込んだりしない!
・子どもの言い分もきちんと聞いてあげよう。そのうえで、何が良くなかったのかをきちんと理解させよう。

③放課後の過ごし方
 今回の参加者の中では、放課後等デイサービスを利用している方が多くいらっしゃいました。

・放課後デイは、人気のあるところはもう定員オーバーであることが多い。新年度が始まる前に申し込んでおく方がよい。
・友達との付き合いが難しい子にとっては、放課後デイは大人のサポートがありつつ同年代の子とふれ合えるよい機会。
・利用には受給者証が必要だが、診断がおりていなくても取得できる場合もけっこうある。最初からあきらめず、利用したい場合は市に相談してみるといい。

 そのほかには、スイミングや習い事などに通っているお子さん、児童クラブを利用しているお子さんもいらっしゃいました。

■後半■
 交流会の後半は、「小学1〜3年生」「小学4年生」「小学5年生」「小学6年生」「中高生」の5グループに分かれ、気になることを自由に話し合いました。

 私の参加した「小学6年生」グループでは、やはり今一番気になるのが進路のこと。地元の中学に入ってついていけるのか、支援学校も視野に入れるべきか…など、お互いに悩みや考えていることを打ち明け合いました。途中からは中学生のお子さんを持つ先輩が参加してくださり、中学の支援の様子もいろいろ聞けて、少し不安が解消されました。

 当初は、途中で複数のグループを合体して輪を大きくしていく予定だったのですが、どのグループも話が弾みすぎてそんな提案をする暇もなく、終了時間が来ても話が尽きない、といった感じでした。

■終了後■
 この日は初の試み、「延長交流会」も開催。まだまだ話し足りない!という方たちが集まり、場所を変えてランチをしつつ語り合う、という企画が行われました。残念ながら私は定例会のみで退出してしまったので、こちらの様子はご報告できないのですが、子どものことになるとどれだけ話しても話が尽きることはありませんよね。

 交流会に参加するたびに、自分と近い悩みを持つ人たちと話すだけで、こんなにも気持ちが楽になるものなのだなあと実感します。悩みが解決するわけではないけれど、「一人ではない」と感じることは大きな励みになります。

 参加された皆様にとっても、交流会が少しでも心安らげる場所であることを願っています。(A.Y)
 
Comment:0  Trackback:0
2019
04.25

延長交流会

Category: 定例会
 今年度新たな企画、「延長交流会」が初めて開催されました。4月定例会後、同じ夢つながり未来館のお部屋を午後からも借りて、おしゃべりの延長戦です。

 今まで、定例会が終わった後も、あちこちで立ち話をされている方がいらっしゃいました。ゆっくり座って話せたらいいのになーと思いながら、だんだんとそれが新企画につながっていった感じです。「みんなどうせ帰ってお昼を食べるんだから、お昼ごはん食べながらしゃべる時間ぐらいはあるんちゃう?」「どこかでランチ…混む時間帯にお店の確保が難しい…」最後はスタッフの「未来館の部屋を借りるのが一番いいんじゃないの!?」という言葉で、決定!
 希望者のみの参加で、事前の申し込みも必要なし。入退室も自由。その場のノリで、あ、もっと話したい!と思ったらそのまま参加できる気楽さで続けていきたいと思っています。

 さて、今回は…10名弱のお母さんたちが残っての延長交流会。人数が少ない分、定例会よりもくだけた雰囲気で、お互いの距離が近く感じます。
 ちょうど同じ中学校校区の方が数名参加されていて、おそらく皆さん初対面だったと思うのですが、とても話がはずんでいる様子でした。中学に通う先輩ママに、小学生ママたちが中学の様子などを教えてもらっていて、お互いに連絡先を交換したり、うまくつながるきっかけとなったようです。
 もちろん、そのグループだけではなく、他でも、最近の子どもの様子や進路のこと、友達とのこと、勉強のこと…、コンビニで買ったお昼をほお張りながら、話もちょっと突っ込んだところまで踏み込んでできたような気がします。テーマがあるわけではないので、自分が聞いてみたかったことを周りの人たちに聞きやすいところもありますね。

 これからますますメンバーさん同士のつながりができていきますように。そのために、延長交流会が役立つことを願っています。  by K.O.


Comment:0  Trackback:0
2019
01.18

12月定例会のご報告

Category: 定例会
 12月14日(金)、アンガーマネジメントファシリテーターの福成二三代先生(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会法人)にお越しいただき、「イラッ、ムカッ、カチンの対処術 アンガーマネジメントを身につけよう」をテーマにお話をしていただきました。

 凸凹ちゃんの子育てでは、何かと思い通りにならないことも多いですね。そんな時、イライラしたり、時には感情が爆発してしまうことも…。その後に襲ってくる後悔の気持ちもまた辛くて、怒りたくない、自分の気持ちをコントロールできるようになりたいと願っている方が多いのでは、と思います。
 そんな母たちの関心が高かった今回のテーマ「アンガーマネジメント」。

 怒らないことではなく、必要な時だけ上手に怒れる自分になることを目指すのですね。
お話の中では、いざ怒りが込み上げたときに使える対処法もあり、上手に怒りを表現する方法論あり、怒らずに許容できる範囲を広げていくための考え方もあり、「なるほどなぁ。そうやなぁ。」と納得できる内容がたくさんありました。

 そして、皆さんのアンケートにもありましたが、こういうことは、頭ではわかっていても、実践していくのが難しいのです。会の中でも「修行」という言葉が出ていました。日々修行、ですね。今回の資料を手元に置いておき、時々見直せるようにします。自分が変われば、周りも変わる。きっと!  by K.O.

DSC_0534(1)_convert_20190118135523.jpg


以下、参加者のアンケートより ~*~*~*~*~*~*~

・「自分が変われば周りも変わる」ということを信じてがんばりたいと思います。(小6・小4)

・わかりやすくて良かったです。

・『怒る/怒らない』の境界線を定める:それをわかりやすい言葉で『見せる』ということが大事なのがよくわかりました。ただ、自分の中のラインを確定させることがまず大変で、それをわかりやすい言葉にするのも時間がかかりそうだなあ…と思います。1つ1つの事柄について境界線を『見せる』のは簡単にできることではないとも思います。 (小5)

・自分のイライラを振り返ってみると、今となってみたらそんなに大したことなかったなーと思うことばかりでした。私自身も子どもにも三重丸の②(自分と少し違うが許容可能)を広げて、穏やかな日々を過ごしたいですが、その為のIメッセージ…自分の第一次感情を冷静に客観的に見つめる作業をまずはがんばってみたいです。 (小4)

・目からウロコの内容でした。怒りのコントロール法を理屈としては知ることができたが、実践し続けるのは大変そうだなと感じました。 (小2)

・もう少し子どもによりそって、自分も振り返り、セルフコントロールできたらなと思います。 (10歳)

・具体的な怒りのコントロール法が聞けてよかったです。実行していきたいと思いました。怒りの仕組みや内訳がわかり、自分の感情に少し冷静に向き合えそうです。 (10歳)

・毎日、子どもや夫に対してイライラすることが多い中、いかにしてそのイライラや怒りを落ちつかせたらいいのか、自分が今していることを肯定できたり、見直したりできるお話しを聞かせて頂きました。 (14歳)

・思い当たることが多々ある中、今回の学習会で自分を冷静に対応する方法を知ることができたのは大きく役立ちそうです。Iメッセージ、大切だと強く感じました。私自身がコントロールできるよう、少しずつでも努力していきたいと思います。 (13歳)

・子どもに伝えられていない部分、伝えていかないといけない話や方法が知れて本当に良かったです。今日から心のお皿を大きくするように子どもとのかかわりも変えていきたいと思います。 (13歳・8歳)

・「べき」の境界線についてが一番興味深かったです。子に怒るとき、前に6秒待つ、怒るときは感情的に怒りを伝えるのではなくて、Iメッセージで伝え、リクエストをそえる、怒るポイントはぶれずに事すり合わせて決めるが、役立ちそうです。
先日いろんな背景があって、ささいな事がきっかけでブチ切れ、それをすごく後悔していたところだったので、今日お話を聞けて、とてもよかったです。(小2)

・怒りっぽい子どもに応用するつもりで参加しました。子どもにもあてはまる内容でしたし、自分の怒りへの向き合い方にも参考になりました。子どもの特性上のこだわりからの怒りに対する対処法を聞いてみたかったです。(12歳)

・前も先生のアンガ-マネージメントを受けて、とても効果があったのに、最近忘れていて、元に戻っていたので、今日また話を聞いて、そうだった!!と思い出すことが出来てよかったです。小学生、中学生がアンガ-マネージメントを受けて、どういう変化があるのか聞いてみたかったです。(中1)

・指示は的確な言葉で明確に伝えることが大切。自分にとっては当たり前のことを、明確な表現なしで相手に伝えようとしてもうまく伝わらないということが役立ちそうでした。すごくよかったです。(小4)

・怒りが第二次感情ということに興味を持った。怒りを伝える言葉をたくさん持つこと、点数を聞いてみることが役立ちそう。今日からやる事、取り組むことが分かりやすくて、やってみようと思えた。(小6・3)

・怒りの感情をなくしたいと思って参加しましたが、怒りも大切な感情だと知りました。その上で、怒りを人にぶつけない方法を練習していこうと思いました。怒りのタイプや怒りの性質も自分や他の人の怒りに対応する上で参考になりました。(14歳)

・すごく役に立った。怒りは持ってはいけないのに、激しい怒りを持ってしまうのを悩んでいたが、怒りそのものの感情を消すのではなく、どうコントロールし、どう保っていくのか学べてよかった。ボギャブラリーを親子共々増やしていこうと思った。トレーニングという事を忘れず、あきらめないで今日からやってみようと思う。(6歳)

・「3つの暗号」トレーニングが、具体的な例がたくさんあって分かり易く、自分で思い出して実践しやすいと思いました。特に「三重丸」のべきの境界線の話は、共感できる話が多く、境界線を意識して生活していこうと思います。キッズプログラムもあるということなので、反抗期・思春期の子供向けの講座が、学校の行事として実施されていたら良かったと思った。(高1)

・怒りの大きさや、どんな時に怒ってるかなど、家族でやってみようと思いました。(8歳)

・子どもというより、自分をまず変えてみよう。どこが変えれるかなと思い聞いていた。クラクションの例が分かりやすかった。怒りとして伝わってしまうと伝えたい事が伝わらず、逆に反感を買うこともある。伝え方を考えないといけないと感じた。(5歳)

・怒りの温度(点数)をはかるというのは新鮮でした(小3)

・一次感情を考える。言葉で伝える。怒りは第二次感情であるということ。泣いていたら「どうしたの?」と背景の事情を知ろうとするのに怒りを強く出しては「怒っている」ということしか相手に伝わらないということ。(8歳1歳)

・怒りをぶつけるのではなく、そうさせている自分の感情を相手に伝えることが大切。第一次感情、第二次感情の区別は勉強になりました。(小2・小5)

・反射的に怒り感情が起こることが時々あったので、今回の講座はとても役に立ちました。これからの日々、ぜひ実践して自分自信も周りも気持ちよく過ごしていきたいと思いました。(小3)

・日々子どもにイライラして感情的になり怒りをぶつけることが多いのでアイメッセージ、自分の感情を伝える努力をしていこうと思います。6秒やり過ごす、その場を離れることは今もしていますが、その先のコントロール方法を今日勉強できたので、実践していきたいと思います。(小2・小5)

・とても勉強になりました。私は我が身かわいさの気持ちが強いところがあるのでなんで私ばっかりこんなにしんどいのかという気持ちになってしまうことがあります。一次感情は手放すことはできないのかなと思いました。子どもや夫との三重丸の境界線のすり合わせをがんばってみようと思います。(8歳1歳)

・冷静にトレーニングして実行していこうと思います。穏やかに(小4)

・6秒待つ、心のコップの器を広げれるように日々修行していきます。「まあいいか」「そんなことで怒らなくてもいいのでは」と思うことを増やすと怒りが鎮まるのは理解できたけど、ストレスが増えることにつながらないのかなとも思いました(8歳・11歳)

・『うまくアンガーマネージメントできないことへの怒り』を産んでしまいそうだと思いました。

・初めてのアンガーマネージメントです。怒ってはいけない、というような内容と勘違いしていましたが、全然違って新鮮でした。すぐ試してみたいなということと、前はやっていたけど、いまできていないな、ということがあるので試してみようとおもいました。(小4)

・アンガーマネージメントについてもっと知りたいと思いました。大変話の仕方が上手な講師でしたので集中して聞けました。理解しやすかったです(高2)

・アンガーマネージメントをぜひ子どもにもさせてみたいと思いました。できるかわかりませんがやってみます。ありがとうございました。(11歳)

・前から、一回考えて怒ろうとはしていますが、6秒もきっと待っていません。測ってみた6秒は結構長いです。改めて自分が待っているつもりの時間を時計を見ながら測ってみたら2秒ぐらいな気がします。確かにいつもまだ自分が熱いです。
 長いといえば、子どもの頃母に叱られる時、叱られる前に沈黙があった気がします。「くるぞ!くるぞ!」とその間に受け身の態勢を子どもなりに作っていました。この「くるぞ!くるぞ!」を測ったら、なんとほぼ6秒です。
実際に叱られるまではもっと長いのですが、少なくとも6秒の溜めがあったことがわかりました。怒る自分のための6秒ですが、ひょっとしたら怒られるほうと双方に良い影響があるのではないかと思いました。(中1)

以上

Comment:0  Trackback:0
2018
10.27

10月定例会のご報告

Category: 定例会
 10月25日、ゆう・きっずの10月学習会を開催しました。今回の講師は、オムロンエキスパートリンク(株)とオムロン京都太陽(株)の方にお越しいただき、障がい者の就労についてお話をしていただきました。

 前半は、テーマ①~発達障がいの方の就労について~ オムロンエキスパートリンクの小中健太郎様よりお話を伺いました。

 オムロンエキスパートリンク(株)は、国内オムロングループの人事・総務・経理といったスタッフ業務を一手に担っており、その中の人材サービス事業では、障がい者の就業支援サービスも行われています。

 お話の中で、就労する上で大切なこととして、「自己理解」という言葉が何度も出てきました。自分の性格・特性、そして障がいについて受容したうえで、きちんと伝えられることが必要なのですね。
 自己理解を深めるために、自己紹介書・自己障がい紹介書の作成といった方法とともに、「実習」の大切さをお話されていました。実際の職場を経験して、仕事の内容や会社の雰囲気などを知り、自分の適性や能力、職場との相性などを確認すると良いそうです。一回だけでなく、いろんな職場で何度も実習を繰り返し、経験を重ねることが有効だと。そのために、就労の準備として、就労移行支援事業所や大学のキャリアセンターを利用するのも良い方法だと教えていただきました。

 この自己理解のお話は、なるほど~と深く納得できました。自己理解…簡単そうで難しいんですよね、わが息子が今まさに直面している課題でもあるので、頭がイタイとともに、彼にとってはこれから先のことを考えるうえで絶対に必要な力なのだと再確認できました。

 後半は、オムロン京都太陽(株)代表取締役社長 宮地功様より、テーマ②~オムロン京都太陽の障がい者雇用拡大の取り組み~ についてお話を伺いました。

 オムロン京都太陽では、従業員177名のうち120名ほどが障がいのある方だそうです。実際の工場内の様子を写真で見せていただきました。バリヤフリーであるのはもちろんのこと、驚いたのは一人一人の障がいに応じて、様々な工夫がなされていることです。 例えば、車いすで奥にある段ボールが取れない人には、自動で段ボールを手前に送り出す機械を設置していました。判断力が弱くて、どの部品を取ればよいか迷う人には、ランプが点灯して必要な部品がわかるようにしています。これらに必要な治具や設備は自社で設計・製作しているということです。まさにオーダーメイド!すばらしいです。
 集中力が続かない人には、違う業務を1時間ずつ交互に行うようにすることで、仕事の効率を保ったり、スケジュールの見える化や視覚支援などの、ソフト面での配慮もありました。

 私は、発達障がいは、人によって特性も様々で、配慮すべきことが違うので、職場での理解や支援が難しいだろうなあ、と思っていましたが、オムロン京都太陽さんの「業務に人をつけるのではなく、人に業務をつける」という姿勢に大きな感銘を受けました。

 また「障がい者だからできることだけをやってもらうというのは違います。人は誰でも成長するものです」という言葉も印象的でした。
 以前(数年前です)、障がい者就労の講座などにいくと、障がい者が働く=作業所=単純作業 というお話になってしまい、私はとても違和感を感じていました。彼らにはもっとたくさんできることがあるのに…と。
 障がい者だからこの仕事、と決められることなく、一人一人の能力を見て、どうすれば力を発揮できるか工夫を重ねていく。しかも成長することを信じて働かせてもらえる!オムロン京都太陽さんのような会社が当たり前の世の中になるといいですね。

 オムロン京都太陽さんは、発達障がい者を初めて雇用したのが5年前だとおっしゃっていました。驚くほど最近のことなのですね。まだまだこれから、という段階です。でも発達障がい者の就労は着実に増えており、だからこそ今後に希望と期待があります。

 凸凹をもつわが子の将来を、親は心配しています。今日の学習会にも40名もの方が集まられていました。弱点をフォローしてもらいつつ、自分の強みを発揮して働ける場があること。日々挑戦し、成長しながら自分に誇りをもって生きられること。そんな未来が確信できたら、どれほど救われることでしょうか。
 そして、それは発達障がい者にとってだけではなく、社会にとっても有益なことだと思うのです。彼らが将来働いて税金を納めるのか、引きこもって生活保護を受けるのか…。彼らを納税者に育てていける社会であってほしいと思います。

 小中様からの最後のメッセージ「障がいがありながら就労するのは大変なことではありますが、就職市場は今チャンスが広がっています。障がいのある方が、健常者以上に努力をしてきたことは必ず評価されます。」という言葉は、とても心強く、心に響きました。

 まだまだ未熟なゆう・きっずたちですが、その分これからの伸びしろも大きいですね!決して悲観する必要はなく、もちろん本人たちも変わり、成長していくでしょうし、同時にこれからの社会も大きく変わっていくのではないかと希望を感じることができました。

 オムロングループの皆様、とても良いお話をたくさん聞かせていただきました。本当にありがとうございました。  by K.O.

 
Comment:0  Trackback:0
back-to-top