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2018
06.05

5月定例会のご報告

Category: 定例会
 5月17日木曜日に、5月定例会を開催しました。今回は学習会ということで、ゆう・きっずが大変お世話になり続けている鳥井崇行先生(放課後デイ「とことこ」・NPO法人Viewぷらす代表)にお越しいただいて、「特性からくる困り感の疑似体験」をしてみようという興味深い講座をお願いしました。
 最初に少し感覚についての講義をしていただいた後、プロジェクターを使って、文字の見え方や情報処理の仕方を感じられる疑似体験を。決して発達障がいのある子がこれと全く同じように見えているわけではないけど…という前提ですが、読みにくさや、途中で混乱してしまう感じ、みんな分かっているのに自分だけ理解できない不安感などを感じることができたのではないでしょうか。聴覚についても、必要な音だけを拾えない、逆に不必要な音が大きく入ってくる不快感を体験しました。
 その後さらに、体を使っての体験。鳥井先生お手製のゴーグルや手袋、かるたなどがたくさん出てきました。この学習会のために、それらを事前にせっせと準備してくださった鳥井先生の姿が想像できて、とても有難く思いました。
 以下に渾身のお手製ツールを↓ 鳥井先生は恥ずかしいからヤメテください、とおっしゃっていましたが。

①視野が狭いゴーグルをかけて部屋を歩き回ったり、キャッチボールをしたりして、その怖さや不自由さを体験しました。
IMG_0859(1).jpg


②思うように指を動かせないようにガムテープで一部固定した手袋をしたまま、漢字練習。みなさん苦戦しており、異様な疲れ方をしたようです。
IMG_0862.jpg


③文字と絵の内容が一致してないかるた。それを手袋をしたまま取る、という体験。本当は、取りたくてもうまく取れず、しかも他の人に横取りされる悔しさを味わってほしかったそうですが、お母さんたち、みんな良い人なので、横取りなんてできなくて…(^-^;) でも子どもたちの世界ではきっと… 
IMG_0852.jpg


 ひとしきり普段とは違う感覚を味わい疲れ果てた後で、最後に質問タイム。ここでもお子さんの不器用さや感覚の特異性などについて、熱心に質問が出ました。
 印象深い内容としては…できないことをどれぐらい親は言い続けるべきか(食事のマナー、文字を書くこと、本の読み方…いろんな悩みが出ましたが)、悩みますよね。できてないことを親が注意すると子どもが嫌がることもありますし、そもそもできないのかもしれない、とも思う。でも気になってしまってつい言ってしまう…。鳥井先生の答えは、「本人がどれだけ困っているか」「それが生きていく上でどれだけ必要なことか」を考えてみること。例えば、食事のマナーが悪くて、同級生から非難されたり、嫌がられたり、という問題が出てきたなら、本人がそれを「直したい」という気持ちになって初めて自己努力ができるようになる、というお話でした。なるほど。一つ一つの行動をくどくど注意するよりも、その行動を自分自身が直したいと思えることが大事なのですね。
 そして、不器用さを改善するには、細かい作業の訓練に終始することなく、手のひらへの刺激を多くするような遊び(粘土や砂場遊び、手押し車など)を取り入れると良いそうです。前に来ていただいたとことこの青先生も同じようなことをおっしゃっていましたね。親としては、つい目先のことに気が向いてしまいますが、体を大きく動かす総合的なアプローチが必要だと。

 3年前にもしていただいた疑似体験ですが、今回はすべて違う内容でした。私がそうお願いしたようなことをおっしゃってましたが…?いえ、「少しは違う体験もしてみたいです」と言っただけなのですが…。それに全力で応えようと、一生懸命考えて準備してくださった鳥井先生に、心より感謝しています。鳥井先生、お忙しい日々の中で、たくさんのお手間を取らせたことと思います。本当にありがとうございました。 by K.O.

~*~*~アンケートより~*~*~

・色々な体験ができて困難さが少し分かった。いつもより優しい声がけをしてあげたいなと感じた。(年長)

・実際に体験できて、子どもの字を書いたり、聴覚の問題だったりの大変さが少し分かりました。自分の聴覚とは違うという事を忘れないように子どもに接したいと思いました。(小4)

・ずっと子どもはどんな風に感じているのだろうと思っていたので、体験は有意義でした。本人の、やりたいけれどもできない辛さが少しだけれど感じられました。どのように対応していこうかじっくり考えてみたいと思います。今まで、子が人の表情の認識が難しいと言われていて、何となく納得していなかったのですが、何処に注目していいか分からないということにとても納得できました。(小3)

・様々なグッズで体感できて理解できた。子どもは言葉で伝えられない分、自分たちが体験してみることで困難さを学べました。(7歳)

・その子に今、困り感があるのか。大人の決めつけで発言していないか。改めて考えさせられました。その子の言動をゆっくり観察して共感したいと思いました。

・子どもの困難さの疑似体験はとても興味深かったです。私が手袋をはめて書いた字と息子の書く字がよく似ていたので、やはり書くことに困難があるのだろうと思います。「丁寧に書きなさい」とくり返し言ってきましたが、それでは解決にならないことが良くわかりました。よく言われることですが、怠けているのではなく頑張っているのだということが理解出来ました。そこからどうサポートして行けば良いのかということを今後考えていきたいと思います。(小5)

・子どもの字を書くスピードが遅い理由が分かったので、声かけも今後はあまり焦らないようにしようと思いました。視野が狭いのと不注意も関連があるんだと良く分かったので良かったです。(小3)

・今後の子どもへの理解が深まりました。ありがとうざいました。(10歳)

・とても良かったです。(10歳)

・出来ない事を出来るようになってもらいたい思いだけで頑張らせてしまいがちでしたが、体験を通して実際にやりにくさを感じることができたので、やみくもに頑張るのではなく、何が原因なのかよく見てアプローチの仕方を考えていきたいと思いました。出来る出来ないを見るのではなく、生きていく上でそれが出来ない事でどれくらい苦労するのかを考える事が大切ということを教えて下さったことが、出来ない事にこだわっていた私にはとても有難かったです。(小2)

・鳥井先生のお話はとても聴きやすく、「体験」に興味を持ち参加しましたが、気づきができてとても参考になりました。家庭でも実践してみます。(12歳・9歳)

・頭では苦手な事などを理解しているつもりでしたが、体験してみて、その苦手な事をした時の感覚だったり、気持ちだったりを少し分かった様な、頭ではなく心での理解が深まった感じでした。この貴重な体験を学校の先生にも体験していただきたいと思いました。(中1)

・いつも絵を見て不思議なところに着目しているなぁと思っていたのが、ASDのどこに注目して良いのか分からず決まった見方をしていないということが分かりました。五感のほかに外受容感覚があるというお話を聞いて、今まで理解できなかった子供の訴えている内臓感覚などを知ることが出来たので、気持ちに寄り添ってもう少し優しく丁寧な言葉掛けをしようと思います。(6歳)

・手先の不器用さや視野の狭さを疑似体験する事ができて、子供のしんどいという気持ちに共感してあげながら、本人の困っている課題に少しずつ取り組んで、自信や達成感を感じてもらえる様な接し方をできる様になりたいと思いました。(7歳・4歳)

・内受容感覚はあまり意識していませんでしたが、これがかかわっている困り事もあるなと思いました。漢字の宿題でものすごく疲れてしまう事が体感できました。とても頑張って書いているのに自分の思うような字が書けないというもどかしさが分かり、今後の声かけにも配慮が必要だなと感じました。今日のような疑似体験をお父さんが参加できる機会があれば良いなと思います。学校の先生にも知ってもらいたいです。(10歳)

・自分や多くの人が無意識にしている視覚上や聴覚上の事をできない人達がいるという事について改めて思いをはせる良い機会になりました。教えてもらって初めて気付くという事ばかりだったので、学校でもみんなに教えてもらえる機会があると良いなと思いました。(小5)

・とくに「目と手」コーナーに興味があり、話を聞いたり体験しているうちに、自分も家事の中で指をケガしたとき、ゴム手袋をはめて皿を洗うということが嫌いで結局ぬいでしまうのですが、「子どもはぬげない手袋をはめているのだな…」と感じました。現在している療育で厚い手袋が少しでも薄く、実生活での困難を軽く、かつ本人の気持ちを大切に成長を見守っていきたいと改めて思いました。(小6)

・今回の学習会は体験型でとても楽しく参加できました。「うちの子は不器用」という言葉でまとめてましたが、感覚の話を聞いて理由があったと理解できました。今後はもう少し気にかけてあげたいと思います。ただ、今回母親ですらやっと理解できたので、それをまわりの方々にわかってもらうのは難しいのかなと思います。(16歳)

・実際に手袋をつけて計算・漢字の問題を解いてみたら、少し書いただけで疲れてしまい、字の大きさ・濃さ・書く場所などを考えて書くことはかなり難しく根気が必要だと感じました。宿題で何度も何度もやり直しをさせていたことを反省して、もう少しOKラインを下げてみていこうと思いました。又、皆ができることが当たり前と思わないというのがとても心に響きました。(8歳)

・理解が深まりました。他の人の質問を聞いて、自分の子供と同じ困り感があると思いました。他の人の話から色々とヒントをもらえたので質問タイムをもっと増やしてほしかったです。(7歳)

・視野が狭いとはどういうことか、手先が不器用だとはどれぐらいストレスかを体験することで子どもの困り感を共感することができました。

・我が子がなぜ人の顔を覚えにくいか、なぜ間違った鉛筆の持ち方のほうが我が子には書きやすいかも体験により理解できました。

・つい文字を丁寧にと我が子を叱りますが、我が子のイライラする気持ちがよくわかりました。今まではそのイライラする我が子を叱っていましたが、「こうあるべき」と押し付けずに頑張っている息子を理解し、接し方を変えたいです。

・また本人がそれが必要だと感じない限り無理に直そうとしても直らないなら、もう少し気楽に接していこうと思います。

・困難さについてはよくわかりましたが、我が子の困り感を具体的に知る方法を知りたいです。

・視野が狭いというのは広い視野と比べて初めて理解できるので、恐らく当事者は気づいていないでしょう。またどこを見ていいかわからない子も困り感を具体的に表現できないかもしれません。

・子どもの困り感を具体的に知る方法を学び、子どもにアドバイスしてやりたいです。その部分をもっとお話いただけるとありがたいです。また内容の資料があるとありがたいです。メモを取るのが追いつきません。

以上


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2017
10.12

10月定例会のご報告

Category: 定例会
 10月6日(金)に、ゆう・きっず10月定例会として、「コトモット」の池田有美先生にお越しいただいて、学習会を開催しました。この日はいつもと違う5階のリハーサル室で開催。初めて使いましたが、フロアがきれいないいお部屋でした。未来館

 池田先生はキッズヨガ、親子ヨガ&運動あそびで子どもの発達を支援する「コトモット」を主宰(https://cotomottoo.jimdo.com/)。自閉症の息子さんを育てるお母さんでもあります。小柄な体からは凛としたパワーが感じられました。お話の中からも、自分が変だ、おかしいと思うことに妥協したり、流されたりすることのないしっかりとした意思が感じられて、先生の生き方自体に共感した方も多かったのではないでしょうか。

 前半は、先生の子育てのお話を交えながら、乳幼児期の人格の土台形成の大切さ、感覚統合について、家でできる感覚を刺激する遊び、身体のコントロールと自己コントロール、ヨガの効果などなど…盛りだくさんなお話を聞かせていただきました。
 後半は、ヨガ体験。無理をしないで、自分のペースでやることが大切です、というお言葉に励まされながら、みんなで一緒に楽しみました。ペアの方に肩や腰を押してもらうと気持ちいい~。ん~、やっぱりだいぶん疲れてるよね~とか、あれ、肩が痛い?いつからやろ??と、ふだんほったらかしの自分の体を見つめ、感じながらのヨガ体験。こんなふうに自分と向き合う時間が大切なのでしょうね。でも、なかなか自分ひとりでは続けていくのが難しそうです(性格的にも)。教室に通う?吹田でも、いろんなヨガ教室があるみたいですね。城東区の池田先生のスタジオでは親子ヨガもされています。ちょっと遠いですが、通っている方もいますよ。

 池田先生が言われていました。「親が人生を楽しむ姿を子どもに見せること」「子どもの人生の主役は子ども。親は自分の人生を生きることが大切であり、同化してしまわないこと」
 何でもかんでも、子育て中だからと我慢しないで、自分を大切にする時間を持つことも必要なのですね。辛いことの多い子育てでは、なおさら。

 池田先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。ぜひまたお越しいただけますでしょうか?先生の子育てのお話もじっくり聞いてみたいです!  by K.O.

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~~アンケートより~~

・子どもがもう少し大きくなってから、ストレスマネジメントを身につけてほしいと思いました。感覚統合も娘には必要なのかなと思っていたので、お話が聞けてよかったです。(5歳)

・私も日々子どものことで頭がいっぱいになりがちだったので、ヨガでリフレッシュできる方法を身につけられたらと思いました。(5歳)

・日々子どものことを考えることが多く、同化しがちになっていると感じますので、気にとめておきたいと思いました。(小2)

・今まで自分が考えていたことと違った視点でいろいろお話が聞けて、いろいろチャレンジしてみようと思いました。(13歳)

・先生の今まで感じたこと…教師はやめようとか、体操教室に対して思ったこと、人生の進み方、印象に残りました。(中3)

・お話も興味深く、先生の子育て経験の実感がこもっていて、伝わってくるものがたくさんありました。今日はありがとうございました。池田先生のこの先を応援しています。(中3)

・子どもが感情のコントロールがしにくく、カッと怒ることが多いので、ゆったり呼吸するように伝えてみたいと思いました。同じデコボコの子を育てている親でもある先生のお話ということもあり、すっと入ってくる感じがしました。(小3)

・「子どもの努力は子どものもの。決して親の努力ではない。子どもと自分を同化しない」という言葉が心に残りました。日々子どものことに集中しすぎてしまう自分に気づきを与えてもらえた気がします。(小4)

・非常におもしろかったです。途中で聞いている人どうしで話し合う時間を設けるのも大切だなあと思いました。ヨガもできて気持ちよかったです。体も!心も!

・子どもが中学生になると、あまりほめるということをしてないなあ…と気づき、子どもの行動を「実況中継する=子どもの行動を観察して認めている」ことがほめていることになるというのは実践できると思いました。(14歳)

・感覚統合という言葉は聞いたことがありましたが、詳しいことを知りませんでした。ヨガ・感覚統合がどのように子どもに刺激を与えて、効果が出るのかわかりやすく説明していただけてよかったです。(13歳)

・土台が大切というお話。下の段を飛ばしては、上の段は育たない。主体性・自発性を尊重する。→自分(親)の価値観を押し付けず、子どもと話して、子どもがやりたいことを知りたいと思いました。(小3)

・同化しない、という言葉が一番心に残りました。ヨガを通して自分に向き合う、という時間が持てました。(4歳)

・「親が楽しむこと」を私も大事にしていて、もっと楽しもう!と思いました。押しつけて子どもの感覚を尊重していないなと思う時があるので、もう少し尊重しようと思いました。旦那が合気道をしていて、呼吸と運動の大切さをいつも力説しているので、とても納得いく内容で面白かったです。先生の強い意志と自分の感覚を大切にしているところが素敵です。(11歳)

・子どもにも自分にも良さそうだと思った。一緒にやると子どもを見れるし、自分を見つめ直せると思う。(小3)

・子どもヨガを教えてもらいたかった。(8歳)

・わかっていてもついつい子どもに言いすぎてバトルの日々。お話を聞いて、今日はやさしくなれそうです。ありがとうございました。(小6)

・子のことばかり考えて、自分のことは考えていませんでした。でも自分がしっかりしないと冷静な向き合い方ができないし、わが子のことだけにカッとすることも多い。まずは母の「芯」だなと思いました。(小6)

・先生の育児についての話や心理的・感覚統合のお話がとてもよかったです。今までのお仕事の話も興味深く、先生の芯の強さや行動力を感じました。子育てで大切にすべきことを改めて振り返ることができてよかったです。ありがとうございました。(3,6歳)

以上


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2017
09.20

9月定例会のご報告

Category: 定例会
 9月14日(木)に、9月定例会を開催しました。今回は親だけで集まる交流会。ただ、フリートークではなく、「学習について」というテーマを設けての集まりでした。
 講師の先生がいない交流会なのに、当日は約30名の方が出席。ゆう・きっずメンバー、増えてきましたね。また、「学習」についての皆さんの関心と心配が大きいことも感じられました。
 前半は全員で「学習の困りごとと工夫」について話をしました。人数が多いとちょっと緊張しますし、話しにくい方もいると思うのですが、逆にいろんな方の取り組みや役立ち情報が得られるチャンスでもあります。実際、皆さん、頑張ってるなあ…と感心しました。私が知らなかった情報もあり、みんなで知恵を出し合い、情報交換をする時間はとても勉強になります。

いくつか話題に上ったトピックを紹介します。

①宿題への取り組み
…なかなか宿題に取りかかれない、「いやだ~!」「なんで~っ!!」と叫びだす…毎日のことなので、頭がイタイところです。

*ルーティンにする 
→夕食が終わったら宿題タイム など、一番取り組みやすいタイミングで、勉強時間を固定化、習慣化してしまう。
 学校から帰ってすぐに、というのを納得できない子もいる(ちょっとホッとしたい、友達と遊びたい、まずゲームをしたいという気持ちはなるべく尊重)。

*トークン(ごほうび)を用意する
→学校から帰ったら(学校がんばったごほうびに)ゲーム一回、宿題できたら、さらにゲーム一回。それを絶対の約束にしている。
→おいしいおやつをごほうびに釣る。

*ハードルを下げる
→10分間のタイマーをセットして、10分間だけやろう、と誘う。宿題を全部やらないと、と思うとなかなか取りかかれないので。
→算数か漢字か、好きな方を自分で選ばせる。

②漢字がノートのマス目からはみ出してしまう 
…学年が上がるにつれてだんだんと小さくなっていく漢字ノートのマス目…どうしてもはみ出してしまってうまく書けない子もいます。

*無理に小さなマス目で頑張る必要もない、という意見が多かったです。
実際に50字と200字のノートに書かせて、50字ならちゃんと書けるが200字だと乱れてしまうことを実際に先生に見てもらって、50字ノートで良いという先生の許可をもらった方も。先生に実際に見てもらって納得してもらう、というのは、とても有効な方法だと思いました。

*連絡帳もマス目のノートを使用、算数も方眼ノートを使っているというご意見もありました。無理に合わない(難しい)ノートでぐちゃぐちゃになるより、使いやすいノートできちんと書くほうがいいですね。

*計算ドリルも、対応した計ドノートというのがあり、あらかじめ式が書いてあって、書くのにパワーが必要な子にはいい。親が書いてやってもいいし。

*漢字も計算も、大事なのは「覚えること」「理解できること」であって、書くことが目的ではないのだから、というお話もありました。親がそこを理解できていると、対応も変わりますね。何でもかんでもみんなと一緒でなくていいということです。もちろん先生との相談も必要になりますから、親の役割、大事ですね。

③リコーダー
…きれいな音が出なくて本人もストレスを感じる様子

*うおの目パッドをリコーダーの穴に貼ってやると、押さえやすく、空気が漏れにくくなる。「ふえピタ」というリコーダー用のものも売っている。

*支援級の先生にも話をして、取り出しの学習のとき、最後の10分間はリコーダー練習をするなど、協力してもらった。

*テストの時は、他の子とは別の時に個別で先生に聞いてもらう、できるところだけ聞いてもらって先生にほめてもらった。できない→やらない の悪循環にならないように、先生と連携していく。

*学校の先生に鍵盤リコーダーというものを貸してもらった。見かけは鍵盤ハーモニカだが、音はリコーダーそっくり。鍵盤を押せば確実にきれいな音が出るので、本人も嬉しそうにさわっていた。

*音楽会練習では、リコーダー(低学年はハーモニカ)に合格できた子だけが、他の希望の楽器を担当できるというシステムの学校も多く、リコーダーが苦手な子はいつまでもリコーダーから逃れられない状況。知的なハンディのある子がすずやマラカスを担当していることもあるので、一度先生にお願いしてみるのもありでは。

④新聞作成
…作文、読書感想文など、自分で考え、書く作業が苦手
先生によっては、新聞作成が好きな先生や、企業コラボでテーマを設定して何度も新聞やレポートを書くこともある。

*これも、先生との交渉ありだと思われます。実際にどれぐらい時間がかかり、どう負担になっているのかお話してみてはどうでしょうか。

*作文・読書感想文については、中学生になっても苦手なものは苦手なままで、さほど進歩するとも思えない、母が手伝うことも多々ある、との話にみなさん「あ~」。

 
後半は、「高校入試」「中学入試」「日々の学習」の3グループに分かれて分科会。それぞれに有意義なお話ができたでしょうか。ここで分科会内容までは紹介できませんが、気になることや聞いてみたいことがあれば、定例会の前後などを利用してスタッフに尋ねてみてくださいね。スタッフにもそれぞれ「得意分野」みたいなものがあるので、内容により、わかるスタッフでできるだけ対応します。 by K.O.


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2017
07.26

7月定例会のご報告

Category: 定例会
 7月13日木曜日に、ゆう・きっず7月定例会を開催しました。今回は、学習会「障がい者就労について」。ヤンマーシンビオシス株式会社の方にお越しいただいて、お話を聞きました。
 参加人数は40名ほど。おそらく学習会では過去最高人数かと。それだけ親にとって関心の高いテーマだったということですね。
 今は親の元で育っている子たちも、将来は自立して生きていってほしい。親ならだれでもそう思います。それを当たり前だと思える人もたくさんいるのでしょうが、発達に課題のある子をもつ親にとっては、わが子をどう自立させ生きていけるようにするか、心配が大きいものです。そんな中、今回お話を聞いた障がい者雇用枠を使っての就労というのも、心強い選択肢の一つとして考えられるのではないでしょうか。お子さんが働く姿が何となくイメージできたという感想もあり、有意義な学習会となりました。

 ヤンマーシンビオシス株式会社は、ヤンマー株式会社の特例子会社であり、障がいのある方の個性を生かしたビジネスを展開し、雇用を推進する共生社会の実現を目指した会社です。全社計93名中37名が手帳保持者だそうで(※2017年7月時点)、栗東事業所では農業ソリューション事業として、野菜や花の栽培や販売をされています。今回、サラダのドレッシングを参加者全員に1本ずついただきました(主婦としてとっても嬉しい!)。これは、栗東で栽培した野菜の売れ残り対策として、ドレッシングに加工することに挑戦し、商品化されたばかりのものだそうです。ドレッシングを商品化することで、さらに箱の組み立てやシール貼りといった障がいのある方が取り組める新しい仕事も生み出せたというお話には、なるほどと思いました。ちなみにこのドレッシング、さっそく家で試してみましたが、なかなかの美味です。トマトドレッシングなのですが、実は私、トマトジュースとかダメで…生ならいけるんですけど。ちょっと心配しながら食べてみましたが、いやいやなかなか、さわやかな味で、私でも十分においしい!と楽しめました。こんなすてきなお土産までいただいて、感謝です。

 今回お越しいただいたのは栗東ではなく、大阪事業所の皆さんでした。梅田のゲートタワーにあるそうで、こちらではオフィスサポート事業として、郵便物の集配、備品の管理、清掃、印刷、、データ入力などのお仕事をされています。

 学習会では、印象深いお話がたくさんありました。ヤンマーシンビオシス株式会社の社長様もわざわざお越しくだったのですが、ごあいさつの中で、「私は校長先生だと思ってやっています。」とおっしゃっていました。毎月のように何かが起こる、それをここは小学校なんだ、私は校長先生なんだと思うことで、対応していると話されていました。ややこしいわが子を持つ身としては、トラブルや不測の事態が多いことに「さもありなん…」と妙に納得、同時に、社長様はじめ上司の方々の日ごろのご苦労が察せられました。

 大阪事業部長の太田さんからは、会社紹介、障がい者雇用について、採用基準や定着への取り組みなどについて、丁寧に説明していただきました。
 雇用にあたっては、面談→実習→最終選考後に3か月間のトライアル雇用と、時間をかけて会社と本人のマッチングを確認しているとのこと。採用可否の見極めには「就労準備性」「業務遂行能力」の観点があり、仕事の能力だけでなく、出勤状況や、ルール遵守、ビジネスマナーなどが備わっているかどうかも大切なポイントだと教えていただきました。また、継続して勤められるように定着への取り組みも充実しています。定期的に面談を設け、業務上の不安や問題点を把握し、早めの対応ができるようにされています。また、コミュニケーションスキルの向上のためのSST研修があったり、臨床心理士との面談で会社には直接言いにくいことをくみ上げるシステムもあり、すいぶん手厚い印象でした。

 そして!最後に、実際に障がい者雇用枠で就労されている当事者の岩永さんが、10分間ほどのお話をしてくださいました。見るからに真面目で実直そうな方で、母たちはもう、わが子を見つめる目…。小学校時代の様子や、大学での大失敗、診断に至るまでとその時の気持ち、仕事への思い。一生懸命にメモを見ながらお話してくださるのですが、大真面目な言葉が何とも言えないユーモアを醸し出して、会場は大いに沸いていました。アンケートでも、岩永さんへの感謝、敬意、そして自分の子と重ね合わせての思いがたくさん綴られていました。
 
 今回、メインの学習会に入る前に、「手帳について」のミニ学習会をしました。企業の障がい者雇用枠を利用するためには、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかを取得していることが条件となります。ゆう・きっずの大部分は高機能の子たちなので、取得の可能性のある精神障害者保健福祉手帳を中心に説明しました。手帳取得の基準は(わが子は取得対象なのか)? 取得のメリット・デメリットは? などの基礎知識を皆で共有しました。
 事前にネットや吹田市の冊子をもとに調べてみたのですが、それでもよくわからないことも多く、吹田の有希クリニックの鬼頭先生にいろいろと質問をさせていただきました。かなりぶっちゃけのお話も教えていただき、手帳取得の基準や現状についてのイメージがずいぶんつかめた気がします。お忙しい中、とても丁寧に答えていただき、鬼頭先生、ありがとうございました。
 また、「とことこ」の鳥井先生、片山先生にも、今回の学習会開催にあたり、いろいろとご協力をいただきました。こういう時、ゆう・きっずは多くの方に支えられていることを感じて、感謝の気持ちが込み上げてきます。

 ヤンマーシンビオシス株式会社の皆様、本当に貴重なお時間をありがとうございました。会社の見学にも来てください!と言っていただいたので、調子にのりやすい私たちは、早速その気になっています。社員食堂では、栗東事業所で栽培された新鮮なお野菜が食べられるとのこと。土日は一般開放されていて、大行列の人気なのだそうです(情報通のママが教えてくれました)。これは、ランチも兼ねて行かねば!!

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 以下に、学習会後のアンケートをご紹介します。

【会社のこと】
・ミニ学習会も当事者の方の話もヤンマーシンビオシスさんの企業についても、これから子どもが就職していくにあたり心強い内容でした。(ドレッシングありがとうございます!)発達障がいの理解あるこのような会社は日本にどのくらいあるのでしょうか…。(14歳)

・障がい者雇用のことはあまりくわしく知らなかったので、ヤンマーシンビオシスさんがしっかりと雇用されていて、お給料も差別なく支払われている会社だと分かり、本人がしっかり準備をしていれば、発達障がいがあっても働いていけるのだと少し安心しました。(13歳)

・会社が発達障がいの子を雇うということを、あらためて考えることができました。(15・9歳)

・「特例子会社」について初めて知りました。企業側からの発達障がい者の雇用についても話を聞くことができてよかったです。(15歳)

・障がい者就労は具体的にどんなものかよくわからなかったので、今日のお話を聞けてとても勉強になりましたし、働くことができる希望もできて、とてもよかったです!(小2)

・ヤンマーシンビオシスさんのような、障がい者雇用をされている企業の話が聞けて良かったです。ただやはり、障がい者の雇用は、あまりクリエイティブな仕事は少ないのかなという感じがしました。(小6)

・企業の方から雇用についてのお話が聞け、具体的なことがわかり、よかったです。給与に関しても生活できるだけの基準、健常者との差をつけていないこともわかり、安心した部分もあります。子どもを自立させていくための選択肢の一つになりました。(12歳)

・今まで就労についての話、特に企業側からの話は聞いたことがなかったので、内容全般がとても参考になりました。社員に対してのサポートが本当にすばらしいと思います。生き生きと働けること、本当に理想です。子どもにとってはまだ先の話ですが、太田さんや岩永さんがしてくださった話を参考にしたいと思います。(12歳)

・会社で長く働くことがとても大事だと思いました。まだまだわが子が働く、というイメージは持てませんが、こういう会社でイキイキと働くことができたらいいなと強く思います。本人が仕事をしたいという気持ちが持てるよう、家族としてサポートできればと思っています。(11歳)

・会社での取り組みがすごいと思いました。どこの企業もここまで外部の支援者を活用しているのか知りたいと思いました。(小4)

・ビデオで、当事者の方が目標をもってポジティブに働かれている姿を感じることができました。給与体制も、意欲をもって働けるよう、しっかり考えられているなと思いました。(10歳)

【岩永さんのこと】
・当事者の方から、学生時代、就活、就労の話が直接聞けて大変参考になりました。岩永さんご自身が自分のことを受容され、オープンに語られている姿を見て、自分の息子の将来を考えていく上で、告知のことも含めて考えさせられました。(12歳)

・岩永さんがすばらしかったです。まだまだ知らなかったことを、たくさん知ることができ、不安も少し増えた気がするが、前向きにすすめる材料も増えたので良かったです!(10歳)

・岩永様、ありがとうございました。ビジネスマナーがとてもしっかりされていて、初めにお礼を言われたり、「弊社」ときちんと言われていたり、意欲的に取り組まれているのも印象でした。(14歳)

・岩永さんの話が聞けて良かったです。

・当事者の岩永さんのお話がよかったです。(高1)

・同じようなタイプ(障害)の方の代表として来てくださって、本当に参考になりました。自分の子がこの先どのような人間になるのか(どこを目指したら良いのか)、親として見通しが立たない現状でしたので、こんなに自分を客観的に見られるようになるのかなと希望も持てました。ただ今回は「最高の例」だと思います。他にもっと苦労されている当事者の方がたくさんいると思うので、失敗した場合、苦しい場合の対策(経験)も聞いてみたいです。(中2)

・当事者のお話が(小学校時代から)自分の子と似ておられる方だったので、とても共感しました。将来への希望がわいてきました!(14歳)

・当事者の岩永さんの話で、小学校時代~どう感じていたのか、家族はどうだったのかということが聞けて良かった。(14歳)

【わが子のこと】
・息子は高一で就労はまだ先になりますが、まだ今は自分を理解し、何が苦手で、何が得意かわかっていません。この数年の間にそこをわかってくれたら嬉しいし、そうなるように教えていきたいです。(15歳)

・自分を知り、周りへ伝えられる力を失わないこと。今わりとこの力は発揮できていますが、幼さゆえなので、一方的であったり、ヘルプがあって当たり前といった面があります。成長するにつれそういう力を封印しないこと、ヘルプしてくれることに自然に感謝できるようになること、相手にも苦手や得意があって認め合えること、そういった力をつけられたらと感じました。(小2)

・手帳を取得する対象なのかよくわからなかったので、大変勉強になりました。また、ヤンマーシンビオシスさんの障がい者就労の内容を知り、わが子も自立できる可能性が十分にあるんだと認識を改にしました。
今後は自分のSOSをきちんと言えるようにしておくことや、ビジネスマナーについてなども今から意識して教えていこうと思いました。(12歳)

・息子の未来に関し、もやもやした気持ちが多く、日々悩んでおりましたが、今日のお話を聞いて何を目指していけばいいか、ヒントをたくさんいただくことができました。お忙しい中ご講義いただきありがとうございました。これからも息子の困り感に寄り添いながら、息子の気持ちを大切にしながら、前向きに親子で歩んでいきたいと思います。(8歳)

・子どもが小学生なので就職はまだ先の話と思っていたが、将来自立して生きていけるようにしてもらいたいので、親として今から準備していければいいなと思いました。(7歳)

・息子が高校生になり、自立に向けての考えが浮かんだ時、就職についても考えます。なかなかコミュニケーションなどが難しく、少し考えさせられました。もっとできることを多くしていくことと、本人の自立への力が必要不可欠なのだと思いました。まだまだ就労するには頑張ることが多いのかなと思いました。(15歳)

・とても役に立ちました。年齢が上がってきて、進学や就職のことも考えるつつ、日々できることを考えるよい機会になりました。その反面、あいさつやコミュニケーションが一番難しいわが子にとって、仕事の内容よりもしんどいかなという気がしてしまいました。なかなかこのようなお話を聞ける機会がないので、とても貴重な時間でした。ありがとうございました。(中2)

・高校選び、仕事選び、日々悩んでいますが、一歩前進したように思います。自分のできることを見つけ、頑張れば、仕事の可能性も広がるのでは!と。マナーを少しずつ覚えながら、自分の得意、苦手をしっかり考え、相手を見ることができるようになればいいなあと思います。(中2)


【その他】
・友人に教えていただき、初めて参加しましたが、とてもよいお話が聞けて、参考になりました。就労の話もそうですが、いきいきと働かれている岩永さんの様子や、苦手は誰にでもあり、支え合い、認め合いの大切さなど、心に残る事がたくさんありました。家に持ち帰り、子どもと話してみたいと思います。(10歳・8歳)

・当事者の方の話が聞けてよかったです。生き生きと働いている姿を見て、自分の息子の将来が何となくですがイメージできました。希望が持てました。ただ、手帳の取得に関しては難しい問題であると感じました。就労のためには、本人が無理なく働けるためには手帳は必要なのかなと思いました。今後難しい問題・テーマですね。

・今までにない学習会で、将来の就職の選択方法がわかりました。このような会社が増えてほしいと思います。(7歳)

・就労に関してまだ全然ビジョンが描けておらずだったので、今日お話いただいた話題すべて響いてきました。このような機会を作ってくださったヤンマーシンビオシス様、ゆうきっず様、岩永さんが一生懸命お話してくださって、感謝の気持ちで一杯です。

・障がい者の就労に関する法律があることがよくわかりました。自分の勉強不足さも判明しました…(小2)

・今後わが子が就労するときに、このような制度があることを知っていると、選択枠が広がります。知識を知り得られてよかったです。

・子どもがまだ小さいので今すぐ当てはまることではありませんが、就労するための取り巻く環境が少しずつ改善され、間口が広がっていくことに少し安心しました。(9歳)

・就労はまだまだ先のことですが、なかなかお話を聞く機会がないのでとても参考になりました。目の前のことだけでなく、先を見すえて就学先など考えていかなくてはと、漠然と思っていたものが何となくですが見えてきたように思います。じっくり、ゆっくり学びながら、子どもにとって良いことを考えていこうと思いました。(小2)

・まだ子どもが小さいのですが、将来に向けての障がい者雇用の現状から、ヤンマーシンビオシスさんの取り組み、支援方法、そして何より実際に働いておられる岩永さんのお話が聞けて、本当に貴重な時間でした。ありがとうございました。(小2)

・小3の当事者だけでなく、普通学級に通う兄も、大学4年の就活が乗り越えられるのか…という点は参考になりました。片山先生の得意、不得意を伝えるように、というお話もよかったです。(小3)

・障がい者が働くために必要なスキルが、実際の採用担当者から聞けてよかったです。働く当事者の方の生の声が聞けてよかったです。(6歳)

・皆の経歴、いろんな人生があるということを子どもに聞かせたい。(小6)

・手帳については全く知識がなく、お話を聞けてよかったです。(7歳)

・とても興味深い内容でした。今回の勉強会をとても楽しみにしていました。とても良かったです。(9歳)

・今までは学校関係者のお話が多かったので、将来を見すえて社会に出たときのことを考えるよいきっかけになりました。(14歳)

・今後もこのようなテーマで学習会をしていただきたいです。就労移行支援の事業所の話も聞いてみたいです。

・障がい者就労に対しての気持ちのハードルが低くなりました。こんな企業があるのだとうれしく思いました。(中3)

・普段聞くことのできないお話が聞けて、大変興味深かったです。就労については漠然とした不安がずっとありますが、わが子が働いていくことも可能なのではと思え、希望が持てました。(小3)

以上  by K.O.


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2017
05.29

5月定例会のご報告

Category: 定例会
 5月25日木曜日に、5月定例会を行いました。今回は、NPO法人Viewぷらすの青琢磨先生にお越しいただき、「子どもと身体発達について」というテーマでお話をしていただきました。

 青先生は、児童発達支援事業所「とことこ」の先生ですが、その経歴はちょっと変わっていて面白く(❓)、実は青先生の自己紹介がとても興味深かった、という声も。いろんな経験を重ねられてきた先生だからこそ、お話にも深みがありました。

 さて、前半は、子どもの身体発達の概論、発達性協調運動障がい、固有感覚や聴覚・前庭感覚の問題が、凸凹児たちのどんな困難につながっているかなど、かなりしっかりと「お勉強」させていただきました。後半は、実際に家でもできる感覚遊び をいくつか紹介していただき、参加者の皆さんはメモを取ったり、スマホで写真や動画を撮ったりして、興味津々でした。こういう遊びを日常生活に取り入れていくことでかなり効果が期待できるそうです。小学校低学年ぐらいまでなら、お母さんと一緒に楽しんでやってくれそうですね。
 その後の質問タイムでも、「リコーダーが苦手」「人差し指を使おうとしない」「くるくる回ったり、体をゆらしたりする」などなど、お母さんたちの疑問や困り事に対して、丁寧に、具体的なアドバイスをいただきました。「リコーダーが苦手」だという質問に対しては、指先の訓練だけで解決しようとするのではなく、総合的なアプローチが必要だとのお話がありました。同時並行処理(何かをしながら、他の何かをする)遊びを取り入れるとよいそうです。「ジャンプしながらとか、手拍子しながら、食べ物の名前を言う」「ジャングルジムを伝いながら、質問に答える」など。粗大運動も取り入れて。手先の遊びとしては、レゴや輪ゴムのパターンボードなどもよい。…と、ついリコーダーが苦手なら、練習、練習と目先にとらわれた対応になってしまう母達にとっては、「なるほど~。そっちからのアプローチがいるのか…」と納得でした。

 青先生のように、凸凹児たちの体のことをよくよく理解してくださった上で療育をしてもらえるのは、本当に心強いですね。先生が遊びの途中にひっくり返って大げさなリアクションをするのにもちゃんと意味があるのだと知った時は感動しました。単に先生がおちゃらけているだけだと思っていた私…ごめんなさいm(_ _)m 青先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。 by K.O.

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~~~ 以下、終了後のアンケートより ~~~

・運動の苦手さや手先の不器用さがあり、本人の苦手意識も強いので、生活上必要ないことで、できないことを訓練するような形になってしまっていたけど、先生のお話を聞いて、もっと大きく見て、いろいろなアプローチを楽しく取り組んでいくのがよいと思いました。

・とてもわかりやすくて参考になりました。ゲーム等、自宅で出来ることも多く、早速取り入れてみたいと思いました。

・小さいころから何げなくしていた遊びも、身体の感覚としてどのような効果があるのかがよくわかりました。苦手だった感覚遊びも(ブランコなど)、小学校中学年ごろにはできるようになったり楽しくなってきたり、ゲーム・遊びの楽しさを理解できる時期も大事だと思います。今後も親子で共感できる遊びに取り組んでいきたいと思います。

・子どもにしかわからない感覚を知ることで、親からの働きかけも異なってくる事がわかりました。不器用なりに自分の身体を使って頑張っているところを支えてあげようと思いました。

・感覚の種類など感覚統合の話は知っていたけど、久しぶりに聞き、頭がよみがえりました。質問の数々に対する答えがとても勉強になりました。

・大変勉強になり、参考になりました。ありがとうございます。うちの子もとことこに行ってみたいと思いました。

・家でできそうな遊びを紹介していただき、参考になりました。親子で遊びながら感覚をきたえて、目と手の協調した動作がスムーズに行えるように家でも取り入れていきたいです。実例を取り入れた説明で、とても分かりやすく理解できました。感情のコントロールの弱さも固有感覚からきていると知り、あそびを取り入れながら固有感覚を強化していきたいです。

・日々の支援のヒントや参考になるお話がたくさん聞けてとてもよかったです。このような勉強会をこれからも続けていただきたいです。

・実際の遊びを教えてもらったので、とても参考になりました。どの感覚を鍛えるのかを詳しく教えていただいたのでよかったです。家でもやってみようと思います。

・ボティイメージ→外界認識  
 ボディイメージ→自己内省 
 ボディイメージがすごく大切なんだなと思いました。

・家ですぐ取り入れられる遊びが参考になりました。聴覚と身体発達の関係について、全く意識したことはありませんでしたが、説明を聞いて、とても勉強になりました。

・手指の不器用さを、手指の訓練ではなく、体全体の感覚を育ててあげることによって向上させていくというお話がとても興味深かったです。基礎になるボティイメージの大切さを学ぶことができました。いろいろな感覚遊びも教えていただき、とても参考になりましたので、ぜひ家庭でも取り入れていこうと思います。

・指先の不器用さも、それだけを何とかしようとするのではなく、体全体のコントロールを向上させていく底上げが必要とわかりました。書くのが忙しかったので、できればレジュメがほしかったです。

・今日習った遊びを、幼稚園児にしようと思いました。知らなかった固有感覚の大切さを知り、とても有意義でした。

・身体の発達についてはあまり知識がなかったので「なるほど」と思うことが多かった。
・姿勢について気になっているので、バランスボールを使ってやってみようと思いました。

・食事の話も出来そうなことが多いので参考にしようと思います。

・最後のいろいろな遊びは、子どもが幼児の頃に知ることができてたら使えたなあと残念でした。

・子どもの身体発達について学ぶことができて、身体感覚について心理的なコントロールと関係があることを学ぶことができてよかったです。日常生活の中で取り入れられる身体の使い方等、子どもにアドバイスしてあげたいと思いました。食事についても学ぶことができてよかったです。(偏食は続いていて、お菓子ばかり食べていますが、少しずつできることから実践していきたいと思いました。)

・身体内部感覚以外に、食事へのアドバイス(上白糖→三温糖などへ切り替えるとイライラが減る)もいただけて勉強になった。質問コーナーで様々な質問にも一言一言丁寧に対応策を教えていただけたことがありがたかった。

・どの話も具体的で分かりやすい話で良かったです。実践しようと思うことがたくさんあり、とても参考になりました。

・とても勉強になりましたが、年のせいか昔より自分の吸収の悪さを感じました。自分の知識が少なかったので、これからさらに勉強して、息子に役立ててやりたいです。

・何だか動きがぎこちないと感じても、それがなぜなのか、今までよくわからなかったのですが、お話を聞いて合点しました。感覚を高める遊びをいろいろ教えていただいき、ありがとうございました。書き写すのに一生懸命になっていると、お話を聞く方がおろそかになってしまい、何割かお話を聞き逃してしまいました。おそらく私も当事者かと思い、書く+聞くの同時進行にしんどさを感じます。できればレジュメは細かく書いてあると聞く方に集中できてありがたいです。

・今日はご講義ありがとうございました。途中からになりましたが、お聞きできてよかったです。とことこでも、今後もよろしくお願いいたします。

・先生の講習、有意義なものでした。質疑応答も的確で、経験豊富な先生のその経験からくるアドバイス等はすごいものだなぁと思いました。


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